オルタナティブ・ブログ > IT業界のマーケティングを問う >

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

混ぜることの難しさ

»

日経ビジネスの4月16日号の技術フロンティアに粘着財の話が載っていました。綜研化学狭山事業所の話でしたが、「混ぜ合わせる」という作業に関して研究を重ね、製品製造の基盤にしているそうです。

一見簡単に見える動作や行為が、実は機械化する上で深い研究を必要とする一例です。人間が行う作業の中でも、未だに経験や技能を必要とするものが多くありますが、混ぜるという作業もその一つなのだなと改めて認識させられました。

日本の企業の強さは、無形の技術を伝承することと共に、無形の技術を機械で再現していく工夫を重ねる力だと思います。その意味でも攪拌という作業に特化して研究を重ねている企業は、日本の製造業を支える一つの大きな柱であると思います。

Comment(0)