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営業について語るには…

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私の会社は、マーケティング戦略やマーケティング改革だけでなく、営業改革や営業管理改善に関するお仕事を依頼されることも多く、営業現場に接することも多々あります。また、来週某セミナーで講演することもあり、最近営業活動の方法、営業管理の実際に関して、自分なりの体験をまとめることと、体系だった説明ができるように理論整理をしています。

様々な文献を読んでみて感じた一番の問題点は、営業スキル(ノウハウ本)と営業戦略理論に両極化した議論がなされていることだと感じています。例えば、理論書、戦略論としては「法人営業力を鍛える」という本が秀逸だと感じますが、どちらかと言えば経営企画や営業企画といったプランナー向けの本だと思います。一方で営業スキル本は沢山出ていますが、これは50歩100歩というところです。

明日の営業成果を求められつつ、中期的にも安定して発展する営業活動を実現したいという、2面性を持った現場の要求に答えられる内容のものが少ないと感じています。やはりセミナーでは、自分なりに実践してきた内容を論理的にまとめてお話することと、なるべく現場の言葉でお話をすることを心がけるという対処しかできないかと思っています。

営業に関するお話を万人に受けるように作り上げることはやはり至難の業。私の会社でも永遠のテーマになりそうです。

セミナーは来週ですので、その結果は再来週にでもまたご報告します。

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