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オサマ・ビンラディン容疑者死亡の報がどうしても信じられない・・・もし信じられることができてもそしたら今度は報復テロが怖くて仕方ない。

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ちょっとだけ投稿を寝かしてしまいましたが、私は個人的にどうしても、この報道が信じられなくて。

まず思い出すのは、帰宅してTVをつけたら報道ステーション(かな)の映像で、1機目が突っ込んだWTCが燃える映像、そして着替えていたら2機目が!正直最初はぼーっとしてつけていたので映画か何かと思っていたのですが、その後よくよく報道を聞くと、WTCに旅客機が突っ込んだという衝撃の生放送・・・この映像をみたがために先日の地震の際は、迷わず30階から階段を下りて地上に逃げる道を選んだ気がします。この映像みたいな被害に遭いたくなくて。むしろ地上で何か降って来て、あるいは津波に襲われて死ぬリスクもあったのに・・・です。

まず彼は、現在はシンボルと化しているという噂もあるけど、やっぱりとにかくアルカイダの首謀者。彼がいてアルカイダに集まり、そして凶徒が暴走して。不謹慎かも知れないけど、オウムと一緒です。首謀者だけ死んでも絶滅殲滅はされません。むしろその非業を新しいシンボルにして、さらに暴動のリスクが高まる懸念もあります。何はともあれ、テロリストの元凶であることは間違いなく、そして仲間が撲滅されない限りは、我々は常にその報復行為の巻き添えになるリスクが高いのです。

サリン事件のとき、ある部下は同じ日比谷線の別の車両に乗っていて一命とりとめました。私は当日会議で事件後に電車移動しなければならず、できるだけJR等別ルート&タクシーを一部利用してしぶしぶ移動しましたが、帰宅後原因不明の高熱で2日間寝込みました(今でもこれは別の原因であると信じたいですが)。「見えない脅威」は怖いです。テロも行為の直前までは殆ど「見えることはない」ので、極めて短時間で自分に死が宣告されるなんて、とても残酷なことです。だから個人的にはきっかけはどうあれこういうことをやらかす人達は、私は絶対に許せない。だから本件に関しては、退治に執着し、目的を1つ達成した側を応援します。

ただ、同時に、全て解決したとはとても思えず、ましてや、本当に首謀者が射殺されたというのが、・・・とても信じられないです。そんな簡単に・・・っていうか、妻子もいる中で皆殺しに近いやり口もちょっと後味悪すぎるし、そういうことを考えると、本当に報告が日増しに怖くなっていきます。

日本のように、無差別テロに対して脆弱なリスク管理体制の国においては、ある程度は起こりえるリストを受け容れることは必要としても、一応外資系で結構飛行機にのったり、高層階にいたりと、なんかリスクの高い所にいたりする頻度が一定量ある自分にとっては、とても怖いNEWSでございました。

そして、こういうNEWSに対しても、報復テロは日本を対象としないというお墨付きがない以上、もっと政府や関係当局が警備強化やその他対策について公言をきちんと、そして定期的にやってもらいたいものです。

日本には、ランドマークになり得る高層ビルなのに身分証がなくとも名刺2枚だせば入館できるところが結構実在します。飛行機も子供連れだと警備はとたんに甘くなりますし、新幹線などは座席チケットや入場券あれば誰でも入れます。私も平和主義は大好きです。ただ、ここしばらくは、みんなで警戒して過ごすことが、結果何事も起きてほしくないわけですが、必要なこころがけな気もします。原発問題も怖い話ですが・・・

これからは、できるだけ相互に警戒意識を啓発しあって、過敏になりすぎることなく適度に分担してみんなでそういうリスクに気をつけていけたら、と個人的には痛感したのでした。

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