「一瞬の隙」に賭ける。
先週はリーグ、負けてしまいました。初黒星です・・・あ、でも今日は詳しくダーツの話をしたいわけではありません。^^;
今回引用したいのは、
その試合でたった1回きりの、自分が格上の相手になんとか勝つために、
「一瞬の隙」に賭ける。
ということだけを考えていた、ってところです。
レベルの高い勝負で勝ちに行くとしたら、勝機なんてのはあって1回。ないかも知れない。
だから、1回だけ、どこかにある。って信じて、そこで自分の最大限の力を出せるよう、いろんな戦略を巡らし、持てる戦術を効果的にそして効率的に駆使して、そのたった1回の勝機に賭ける、のです。
・・・しばらくダーツの話に戻させてください。
以前のエントリでも説明したように、取柄が1つくらいしかないところで、たった1回の勝機に賭けてるわけで、前回よろしく、とにかく残り点を削って削って、でも得意な数字に持っていきたい。そして、
1レグ目(1ゲームの単位のこと)、結局ミドル勝負(最後にブル=真ん中をお互いで狙ってど真ん中に近い方が勝ち)になり、相手がアウター(ブルの外側の方)に入りました。でもここが勝負と決めていたので、自信があったわけじゃないけど、ここが最初で最後の勝機と決めていたので動揺はしていなかった(珍しく・・・笑)。
結果、ちゃんとインナー(ブルの内側の方)に入りました。逆転勝利。よしよし、これで勝機をつかんだ!
2レグ目、最初の1投から焦りなし。あとは順調に削って、前週同様、またしても得意な数字、残り76にアレンジを通過できた!ここで2レグ目も勝てそうだと、ほぼ確信しました♪
ダブルスのパートナーも、変な残し方よりもその76からよりあがりやすい数字に削る戦略を守ってくれました。結局自分には64が回ってきた。問題なし。16Tで残り16、8Dは最近得意なエリア、あっさりあがりました。
「ありがとうございました」相手がまたしても力ない握手(苦笑)。(えー、なんで負けるのさ)・・・だよなー。・・・だから。こちらは勝機を1箇所しか想定してないわけですよ。格上の相手にあちこち策を巡らしたところで、うまくいくわけもない。そんな余裕ないんだから。
1箇所だけ、勝負どころを決めておいて、そこにがむしゃらに誘導していくしかないんです。
ビジネスも同じなんだよな、って思います。
年々、エスカレートするクライアントの要求と、逼迫するマーケット、そして自分とは明らかに異なる後進人材の質(悪いというつもりはない)。
過去にいくら経験をたくさん積んだとかいっても、大して万能に役立つわけではありません。
さすがにビジネスは常に1箇所だけが勝負どころでもないけれど、まったく同じと思うのは。
そこに誘導するために、「一瞬の隙」に賭ける。ってところです。
隙というからには一瞬ですが、その隙に付け込む(悪い行為をするわけじゃなくて・・・)。そして優位にもっていき、一気に勝負に出て、勝ちをもぎとる。
そうやってセールスも結実し、デリバリも成功するんだと思うなあ。
で、確かに、最近次第に勝負どころの数は、平均値が減ったように感じています。ですから、奇をてらってでも、隙や油断を見逃さずに、勝敗の決め所ではしっかり勝負に執着することが大事かと。
ゆとりをもって、堂々と1から100まで正面突破なんて、今のビジネス環境下では無理に等しいですね。残念ながら。
工夫と努力、そしてそれらの継続あるのみです!