自分の中にある答えを見つけるためのツールが「自分史」

オルタナディブ・ブロガーの方々の半生を紹介する「オルタナティブな生き方」のコーナーは毎回楽しみに読んでいますが、最新記事の「答えは自分の中にある」はタイトルに思わず反応してしまいました。私が普段自分史関連のセミナーなどでよく言っている言葉だからです。

いろいろなビジネス書や自己啓発書を読んで、考え方やノウハウの情報を得たり、いろいろな人に会って話を聞いたりアドバイスをもらったりしても、それらの情報やアドバイスが自分に適しているかどうかはわからないわけで、重要なのは自分に合ったやり方で行動を起こすことです。そのためには自分のことをよく知る必要があります。自分が本当に好きなことは何か、得意なこと、強みは何か、どういう条件のときに自分の力が発揮できるのか、自分はどういう考え方をする傾向にあるかなど。それらの答えはすべて自分の中にあるのです。

そして、自分の中にある答えを見つけるためのツールの一つが「自分史」です。今の自分というのは、過去に自分がやってきたこと、考えてきたこと、とってきた選択の結果としてあります。だからこそ、自分の過去を振り返って、その意味をとらえ直してみることで、現在の自分を理解し、将来へのヒントを得ることができるのです。

夏休みをとられる方も多いと思いますが、ぜひ時間があるときに、一度簡単にでも「自分史」を振り返ってみることをおすすめします。