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エコポイントはまだ続くけどね

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ご存知のように12月1日よりエコポイントが半減しました。来年1月1日からは省エネ基準のハードルが上がって対象機種が少なくなると同時に、リサイクル回収を行った場合のみエコポイントが付与されるようになります。さらにその際のリサイクル料金に対してのエコポイントは付与されなくなります。

11月の電器店のテレビ売り場は駆け込みの買い物客で大混雑しました。11月のテレビの販売台数は昨年比の5倍、年間の6割の台数を一気に売ったとのことです。物によっては、納期が来年2月になった人がいるようです。

エコポイント対象製品で我が家に関係ありそうなのは、テレビだけです。

我が家では、今年2月の冬のオリンピックの頃に、10年以上使ってきたブラウン管テレビがついに壊れました。もう少し保ってくれればよかったのにと思いつつ、しばらくテレビ無し生活をしていました。その後、実家の地デジ化で余ったアナログ液晶テレビをもらって来て、ブラウン管テレビからアナログ液晶テレビに進化(笑)しました。

このテレビは2003年製造のシャープのアクオスです。4対3画面の20型で、当時の値段は10万円前後だったと思います。

エコポイントが半減したり無くなったりすると聞くと、買わないと損みたいな気持ちになりますが、我が家はテレビの買い換えは慎重になっています。

エコポイントは2009年5月から始まりました。ポイント付与率は地デジ対応テレビで価格の10%程度とされました。11月末までは32型テレビで12,000点、40型テレビで23,000点、これにリサイクル費用と同額のポイントが付きました。

「1ポイント=1円」と考えると、12月からは「2万3千円が半分しかもらえない」ことになって、気が焦るのはわかります。しかし、落ち着いてみれば、もともとポイントは価格の10%だったわけです。この1年で薄型テレビの価格は、10%以上下がったのではないでしょうか。ポイント付で早く入手できてよかったと考えるのか、待てばポイント分くらい値下がりすると考えるのか、人によって判断が分かれるところと思います。

私はこれまでパソコンを何台も買ってきました。20万円以上のパソコンが数年で性能不足になって価値がなくなることを体験しています。その結果、「電気製品は必ず性能が上がって値下がりする」という結論を得ました。実際に2003年頃は20型の液晶テレビが10万円代だったわけですが、今なら10万円出すとかなりいいテレビが買えますね。この後もテレビが値下がりすることは間違いないと思います。

単純な値下がりだけでなく、この1年だけ見ても、テレビの技術革新のキーワードは、LED、3D、4倍速、等が出てきています。近いうちに、メガネ無し3D対応等の決定的な違いが出てきそうな気がします。我が家では次のテレビはまた10年くらい使うと思います。というわけで「壊れていないのにあわてて買い換えなくてもいいや」派です。

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