オルタナティブ・ブログ > てくてくテクネコ >

顧客サービスとITのおいしい関係を考える

こんな所にもパソコンが

»

正月明け早々に急に歯が痛くなりました。初詣の甲斐もなく痛くなって不幸だと考えるか、初詣の御利益で正月の休診が終わってから痛んで幸運だったと考えるか、悩むところです。あまりの痛さに眠れない夜を過ごした翌日、さっそく歯医者に行きました。

診察室に入ってすぐに、治療椅子にパソコンが装備されていることに気がつきました。半年前に来た時にはありませんでした。それぞれの治療椅子の足下にHP製のデスクトップパソコンが置かれていて、椅子の正面に15インチの液晶モニタが付いていました。治療現場に不向きなのか、キーボートは見あたらず、無線マウスで操作するようになっているようでした。(ちなみに、医療用の特殊なキーボードが存在するようです。)

OSはWindows XPでした。デスクトップには、「DentMovie(うろ覚え)」と「Trophyなんとか」のショートカットだけがありました。家に帰って調べたところでは、Trophyはフランスに本社を持つ歯科用デジタルX線画像診断システム会社の企業だそうです。

今回は残念ながらパソコンを使うことはありませんでしたが、画面で自分の歯のレントゲン写真を見せてもらえるのでしょうか。歯医者もIT化されていくのだなあと思うと同時に、これだけのシステムに投資しないと生き残れないのであれば、自営業である歯医者の商売はたいへんだと感じました。

ブラウン管から液晶になって薄くなったことで、いろいろな所でモニタが使えるようになりました。JRの山手線などでは、電車のドアの上に液晶モニタがあります。路線図や乗り換え案内の他、CMや天気予報などが表示されて便利です。

歯医者の治療椅子にモニタが付くなら、他の商売ではどうでしょうか。例えば、理髪店で散髪している間に好きな映画を見られるとおもしろいかもしれません。ただ、散髪に2時間はかかりそうにないので、映画が一番イイ所で終わってしまう可能性が高いのが欠点です。

他にもいろいろ考えてみると、おもしろそうです。

なお、歯が痛むときはすぐに歯医者に行くことをお奨めします。

今回、水曜の朝からなんとなく痛む感じでした。翌日の木曜が休診日であることは知っていたのですが、急に悪くならないだろうと甘く見ていた結果、木曜は仕事にならないくらいの痛みで死ぬ思いの長い1日になってしまいました。ようやく復活して、ブログを書く余裕ができました。

Comment(0)