食べ物が不足し、日に日に衰弱していく100万人の子供たち
昨日の夜、帰宅すると日本ユニセフ協会からDMが届いていました。私は一定金額を毎月継続的に支援するユニセフ・マンスリー・サポートプログラムというものに参加していますので、たまにユニセフからDMが届きます。
しかし、昨日届いたDMはいつもとは様子が違いました。
「アフリカ干ばつ緊急募金」にご協力ください
DMは赤枠の封筒で、目立つ文字で「緊急 URGENT」と書かれていました。昨年ソマリアから発生した干ばつへの「アフリカ干ばつ緊急募金」の協力依頼で、とても切羽詰まった感じでした。干ばつは過去60年で最悪の規模で、その被害は今年に入ってから、アフリカ中・西部の「サヘル地域」に拡大し深刻な食糧危機を引き起こしているそうです。
必要な活動資金の半分程度しか確保できていない
干ばつによる被害者は1,870万人にのぼり、このままでは100万人を超える乳幼児が重度の栄養不良に陥り、命を落としかねない危険な状態だそうです。そして、現在ユニセフでは、子供たちの命を守るための活動に必要な資金の半分程度しか確保できていないとのこと。
DMには、「マンスリーサポーターのみなさまへ」として会長の赤松良子さんよりのレターが入っていました。
平素からのご支援に重ねてのお願いとなり誠に恐縮ですが、「アフリカ干ばつ緊急基金」へのあたたかいご協力をよろしくお願い申し上げます。
寄付したときの切ない気持ちは何なんだろう
私は現在、ユニセフを含む以下の4つのマンスリーサポートのプログラムに参加しています。
それぞれ少額ずつですが、マンスリーサポートのプログラムに参加するときにはいつも、「この団体でいいのだろうか?」「他に支援すべき団体があるのではないだろうか?」「でもそれではきりがない」と、いろいろなことを考えます。
そして、マンスリーサポートのプログラムに限らず、寄付をしたりするときには決まって切ないような痛みを持った気持ちになります。今回も、昨夜インターネットで寄付をしたのですが、同じ気持ちを味わいました。
その気持ちの正体は、お金だけ出して実際には何も行動することのない、自分への後ろめたさのようなものではないかと私は理解しています。
この構図を誰が変えるのか?
昨夜、会社を出る前に食べログで知人と食事をする場所を探していたりしていましたので、余計に複雑な気持ちになったのかもしれません。
先進国にいる私たちは、毎日のようにソーシャルメディアで「どこどこに行きました!」「何を食べました!」と食べ物の写真をUpしたりしています。その一方で、1,870万人もの人々が干ばつの被害に苦しみ、100万人を超える子供たちが命の危機に晒されている。
この構図を変えることができるのは、いったい誰でしょうか?