知識・スキルを500円で売り買いできるC2Cサービス「ココナラ(coconala)」
個人ユーザー同士が知識・スキルなどの得意なことを500円で売り買いできるC2C(カスタマー・ツー・カスタマー)サービス「ココナラ(coconala)」を紹介します。
ココナラの運営は株式会社ウェルセルフ、2012年7月3日に正式オープンしたサービスです。
ワンコインのマーケットプレイス
ココナラは、出品者が登録・出品しているサービスをワンコイン(500円)で買うことができるサービスで、500円のうちの30%相当額(150円)をサービス利用料としてココナラに支払います。
アイコン・似顔絵、美容・ビューティー、暮らし・マネー・住宅、Web・IT、ビジネス・スキルアップ、語学・学習などの様々なカテゴリに以下のようなサービスが登録されています。
- コミックスタイルであなたの似顔絵を書きます
- 正しいオーダースーツの選び方、アドバイス致します!
- 恵比寿のお店をナビゲートします
また、実際のビジネスに役立ちそうな以下のようなものもあります。
- なぜか売れない商品ページの改善をお手伝いします
- 輸入ビジネスを始めたい方、商品調達について相談に乗ります
- 飲食店を始めたい人、相談にのります
米国のFiverrにインスパイアされている
ココナラは以前紹介した米国のC2CサービスであるFiverrにインスパイアされてスタートしたサービスだと思います。私が確認した限りでは、本家のFiverrとの違いは以下です。
- 物理的な配送を伴わないサービスに限定されていること
- カード及びWebMoneyで支払いができること(FiverrはPayPal決済)
- 手数料(サービス利用料)のレートの違い(Fiverrは$5の20%($1))
出品者の評価ができるところ、またサービスをリクエストできるところなどはFiverrと同様です。
新しいサービスだが、まだ課題もある
ココナラは、本日(10/25)現在で、総出品数が2,394件あります。件数は多いように思いますが、Fiverrは今年5月の時点で65万件を超えているそうですので、まだまだ差はあります。
出品者が500円(サービス利用料を除くと350円)という価格で、ユーザーが納得するサービスをどこまで提供できるのかという課題もあると思います。
また、登録されているサービスの中には、以下のように少しいかがなものかなと思う内容のものもあります。
- 完全自動で、1日あたり$600の収益!フリーリスクかつ完全合法エンジン教えます!
- 寄付による合法的な資金の集め方教えます
Fiverrにはサービス登録の申請時にNGキーワードでフィルタリングされる仕組みがありますが、ココナラはどうでしょうか。
新しいサービスですので、上記のようにまだ課題もありますが、特に日本では始まったばかりのC2Cサービス。今後に期待したいと思います。