5ドルであなたに額に入れた四葉のクローバーを贈ります「Fiverr」
今回は久しぶりに海外のWebサービスを紹介します。米国のC2Cサービス「Fiverr」です。FiverrはSeller(売り手)の「売りたいもの」と Buyer(買い手)の「買いたいもの」を仲介するサービスです。
運営はFiverr International Limitedで、2010年にスタートしたサービスです。
5ドルで仕事やサービスを提供する
Fiverrで提供される仕事やサービスは「gig」と呼ばれます。gigには、Gifts、Graphics、Social Marketing、Fun & Bizarre、Tips & Advice、Businessなどのカテゴリがあり、その内容もビジネス関連からそうではないものまで、以下のようないろいろなものが登録されています。
- 5ドルであなたの会社のロゴを作成します
- 5ドルでご希望のWebサイトを作成します
- 5ドルでスカイプで30分間ロシア語をお教えします
- 5ドルで電話でハッピーバースデーを歌ってあげます
- 5ドルであなたの代わりにマクドナルドのビックマックを食べます
gigはSellerから基本一律5ドルで提供され、5ドルの内の1ドルが運営手数料として徴収される仕組みです。また、gigはSellerが登録するだけではなく、Buyerから「このようなgigが欲しい」とリクエストすることもできます。
サービスは評価制でSellerはLevelがあがっていく
Sellerの提供するサービスは評価制で、いい評価を得たSellerはLevel 1、Level 2とそのレベルがあがっていきます。LevelがあがったSellerは5ドルより高い価格のgigを提供できるようになったりします。
このブログのタイトルにした「5ドルであなたに額に入れた四葉のクローバーを贈ります」というgigを提供するSellerはまだLevel 1のようです。
C2Cサービスであるところが新しい
Fiverrはサービス開始からまだ2年程ですが、2012年5月の時点で200あまりの国の人が利用し、登録されているgigの数は65万を超えているそうです。
また、B2BでもB2Cでもない、いわゆるC2C(Customer to Customer)のサービスであるところが新しいと思います。C2Cのサービスというとオークションなどが有名ですが、それ以外にはあまり思い当たらず、Fiverrは稀な成功例ではないでしょうか。
日本でもFiverrに似た「vites」というサービスが今年の5月9日にリリースされています(日韓同時リリース)。ただ、私はFivverのようなサービスは米国人のように「遊び心」を理解することが必要だと思っていますので、日本や韓国で成功するのかは今後に注目していきたいと思います。