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プロダクトマネジメントとイノベーション

経営の自動化の時代

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今回は誰よりも早く「経営の自動化」という言葉を使ってみたかっただけです。(笑)

今後、経営のすべてが自動化されるわけではありませんが、少なくともオペレーションは徹底的な自動化で超高速化しなければならない時代に入っていると思います。財務会計、マーケティング、販売、受発注、物流などは既にIT化によってかなり自動化されつつありますが、やがてそこにロボットが導入され、形式的な意思決定であれば全自動化されるかもしれません。もはや人間はそこを卒業しなければなりませんね。

そして、まだ人間の暗黙知に頼っているオペレーションをいかに自動化するかが今後の企業の課題になるような気がします。カネとモノの流れが自動化されつつある現在、残る課題はヒトの流れになりそうです。採用、人材育成、合意形成、課題解決、戦略立案、最適配置などなど。この中で人間の暗黙知を最大限に活かせるコアを残し、他をすべて自動化することで競合とのスピード競争に勝つこと、そのために投資が向くのではないでしょうか。

ITでいえば、モバイル、クラウド、ビッグデータ、ビジネスインテリジェンス、ロボット、IoTなどはすべて経営の自動化(超高速化)を支援するツールであり、今後もそれらは幅を広げながら今度はヒトの流れを自動化するように進化すると信じています。

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