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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

今、黒髪が大ブーム~黒髪は誰にでも似合うのか?

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最近、若い世代の間で黒髪が流行っているようです。

 

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 女性誌では黒髪の特集が組まれ、モデルや芸能人の中にも黒髪の方が増えています。
カラーリングを辞めて本来の髪の色を生かしたり、反対に明るく染めていた方が黒色に染める場合もあるそうです。

 

1.茶髪から黒髪へ

 

1990年代よりはじまった茶髪ブーム。
それまでの茶髪は不良というイメージが強かったのですが、安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんなどの影響もあり、人々の意識は茶髪はオシャレでかっこいいものだという風に変わってきました。

また、美容業界の戦略で、利益率の高いカラーリングを全面に押し出したため加速したのでしょう。
一時的には茶髪どころか、金髪に染める方も多く見うけられました。

2000年代に入り、髪の色はトーンダウンしてきたので、以前ほど明るい髪色をした方は減少しました。
特に2000年代後半には、アジエンスやTSUBAKIなど黒髪に代表される東洋美を前面に出したヘアケア製品が発売され、艶のある髪が注目されるようになりました。

またここ数年、薄毛が気になる女性が増えたり地肌ケアに関心が集まっているため、ナチュラルで艶のある髪が好まれはじめたようです。


 

2.黒髪は誰にでも似合うのでしょうか?

 

黒髪は、おしとやかな雰囲気になる・好感が持てる・清純に見えるというイメージがあり、日本人ならではの美しさを際立たせるのだと思います。

と申しましても、私たち日本人は、すべての人が日本人形のように真っ黒な髪の色をしているわけではなく、赤みがかった黒、黄みがかった黒、そして茶色っぽい方がいらっしゃいます。

それを、それぞれが本来持っている色素の特徴、つまりその方のパーソナルカラーと言います。

パーソナルカラーにある色を身に着けると、顔が輝いて見えます。
逆に、パーソナルカラーから外れた色だと、顔がくすんで見えたり似合わなかったりするのです。

特に髪は顔のまわりにあるため、額縁と同じ働きをするのです。
つまり絵画と同じく、中の絵(顔立ち)を美しく見せるには、髪の色はとても重要なのです。

そのためには、真っ黒に染める場合は、その方のパーソナルカラーを考慮に入れることが大事なのです。
本来の髪の色を活かす場合は、この限りではありません。

 


3.真っ黒な髪が似合う人の特徴

 

まずは目をご覧ください。
人によって、白目と黒目のコントラストに差があるのですが、このコントラストが強い方が黒髪が似合います。
また、瞳は真っ黒か黒に近い茶色で、お肌は黄みの少ない肌のほうが美しく見えます。

でも心配はいりません!
今はカラーコンタクトで、瞳の色を変えたり、コントラストをつけることもできます。

ただ、人によっては、肌の色と目の色との調和が取れなくなり、不自然になる方もいらっしゃいます。
その方は、自分の本来の髪の色で勝負をした方がいいと思います。


ところで、黒は「無難な色」と言うイメージを持つ方も多いでしょうが、黒は質感によって、きれいに見えたり汚く見えたりします。
だから、健康的で、艶やかな髪になる努力も必要ですね。

 

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