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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

業界初クチコミクーポンモール「品品プレミアムモール」がオープンしました!!

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ご無沙汰してすみません。
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。

最近、Pikuやみんクーなど「クーポン共同購入サイト」が話題になってますよね。
2009年に米国でヒットしたサービスで、短時間で、通常ではありえない割引のクーポンを特定数販売する、クチコミメディアによる共同購入のことです。
最低数に達しないと、消費者もクーポンを手に入れることができないので、ブログやTwitterなどを通して、宣伝をするわけです。

今回、クチコミマーケティングサイト「モニプラ」を運営するアライドアーキテクツ株式会社が、この話題のクーポン共同購入サービスに、業界で初めて「モール型」を導入して、「品品(シナジナ)プレミアムモール」として本日2010年9月13日(月)にオープンしました。

他社サイトと異なるのは、エリアやジャンルごとに「1日につき、1店舗(1商品)」の取引を基本とするのではなく、毎日、様々なジャンルのショップが、商品やサービスを「プレミアムタイムセール」に出品することです。
セールごとに一定の数の購入希望者が集まると、30~80%程度の割引価格で商品やサービスチケットを共同購入することができます。

それだけではありません。
この「品品プレミアムモール」は、クチコミを使った新たなクーポン紹介販売サービス「プレミアムクーポン」も行います。

このプレミアムクーポンとは、ショップでお買い物をする際、初回購入時のみ発行されるもので、消費者にとっては、お得な"お試し買い"が楽しめます。
そしてその商品が気に入った場合、ブログやTwitter等のソーシャルメディアで紹介すると、紹介された方は同じように割引クーポンを入手することができるのです。
その方々が実際にクーポンを利用して商品を買うと、紹介元ユーザーに新たな割引クーポンが発行されるのです。
このクーポンは蓄積して使用することができるため、紹介したクーポンの利用者が多いほど紹介元ユーザーの割引率が上昇していく仕組みだそうです。

わかりにくい方は、店舗などで古くから行われている「友達紹介優待制度」を想像してください。
友達も、自分も、クーポンを使ってみんなお得に買い物ができる上、たくさんの方に紹介すればするほど、自分がもっと得をするというシステムです。
それをインターネット上に再現したわけですね。

そもそも企業が払う広告費には、売り上げの5~10%、多いところだと20%だという莫大なお金がかかっているそうです。
ところが今は、ブログやTwitterなど個人がメディアを持っていて、情報を発する時代です。
消費者は広告で商品を知って、クチコミで買うとも言われています。

だから、企業側にとっても、不特定多数に広告を出すよりも、本当に欲しい人にお得に商品を使ってもらって、そして発信(クチコミ)してくれる方のほうが、広告の代わりになるのです。しかも、広告費の分、よりいいものを作ることができます。
消費者側にとっても、お得に買える上に、自分がメディアとなって発信することに、周りからも企業からも感謝されるので、win-winの関係で、お互いに得をするのです。

この「品品プレミアムモール」という名前は、「良い品がいろいろ」と「口コミがいっぱい」という理由からつけられているそうです。
現在、「北国からの贈り物」や「アンティバック」をはじめとして、約40社の企業の出展が決まっているのです。

また、この品品プレミアムモール、9月13日のオープンに先駆けて、Twitterを使ったユニークなフォロワーキャンペーンを行っていました。
「シーナ」と「ジーナ」という2人のキャラクターで、どちらがフォロワー数が多いか競わせているのです。
そのフォロワー数に応じて、当選確率がアップする仕組みで、商品は都内超高級ホテルデラックスルーム宿泊券(2名朝食付き)を予定しているそうです。
Twitterならではの機能をうまく活用していますよね。

ただの、クーポン共同購入サービスだけではなく、実際のモールをネット上に再現した、日本初のクチコミクーポンモール「品品プレミアムモール」
ソーシャルメディアの中で、どのような存在になるか楽しみですね。
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