コスト削減でアジャイルソフトウェア開発のブーム再燃か?
先日、ライターとしてお手伝いをさせていただいている「ソフトウェア開発未来会議」の編集会議に参加してきました。そこで出た話題が興味深かったので紹介しようと思います。
最近、企業の情報システム部門がアジャイルソフトウェア開発に目覚め始めているそうです。なぜかというと、コスト削減の名の下に外注による開発が減って情報システム部門による内製開発が増えてきており、そこに素早く低コストで開発しなければならないという要求が重なった結果、解決策としてアジャイルソフトウェア開発を再発見した、ということだそう。
そういえば、今月は4月9日から行われるQConでMartin Fowler氏が来日するそうです。Fowler氏といえばアジャイルソフトウェア開発方法論の超有名人。
さらに4月22日からはアジャイルソフトウェア開発にフォーカスしたイベントAgile Japan 2009が開催されて、「リーンソフトウエア開発」の著者であるMary Poppendieck氏も来日予定です。
ちょうどこの時期に関連するイベントが続くのも、アジャイルソフトウェア開発が再燃することを示唆しているのでしょうか。いずれも有償のイベントですが、Agile Japan 2009は集客も順調だと聞きました。
アジャイルソフトウェア開発の重要性は以前から変わっていませんが、熱心に語られていたのは2000年から2005年くらいまでのあいだだったように思います。僕もしばらく話題から遠ざかっていたので、この機会に何か本でも読んで勉強してみようかと思っています。どなたか、できれば分かりやすくて最新の内容のお勧め本があったら教えてください。
本エントリはBlog on Publickeyからの転載です。