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夏目房之介の「で?」

2021.1.11 NHK『麒麟がくる』松永久秀の最期

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吉田鋼太郎久秀の最期は見応えありました。役者が気合を入れて狂気の自死(爆死じゃないけど)を演じているのが小気味いい。吉田は、嬉しそうに演じててよかったな。この久秀のいわば「呪い」が、あまりに端正で誠実に過ぎる明智十兵衛に平蜘蛛の茶釜を通じて乗り移り、長谷川博己の異様な目の演出になっていく。面白い解釈です。ちなみに山田芳裕の名作『へうげもの』では、じつは松永は生きて逃げ延びてた話になってて、これまたカッコよくないところが面白かった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf721fd9e00275efc03007e830376670e41bfb6

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