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夏目房之介の「で?」

2020.8.8 「松苗あけみの少女まんが道」と笹生那実「薔薇はシュラバで生まれる」

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大変勉強になった二冊。「松苗あけみの少女まんが道」(ぶんか社)は70〜80年代の少女マンガの盛り上がりの中で投稿少女からアシスタント、人気漫画家になってゆく作者の現場感が満載。内田善美の制作の片鱗、鍼も効かなくなった一条ゆかりなど、当時の漫画家たちの中で自分の場所を見出していく過程から時代の雰囲気がわかる。笹生那実「薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記」(イースト・プレス)は、高3デビューの作者が美内すずえ、くらもちふさこ、三原順、樹村みのり、山岸凉子などのアシスタントを勤め、鈴木光明のスクールに通い、作家になってゆく。山岸凉子の衝撃作「天人唐草」の挿話は興味深かった。別マの小長井さんの指導ぶりにも感動。
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