ニール・コーン『マンガの認知科学 ビジュアル言語で読み解くその世界』(北大路書房)
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https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784762831089 日本でも発表をしたことのあるニール・コーンの『マンガの認知科学 ビジュアル言語で読み解くその世界』(北大路書房)が、千葉大の中澤潤先生の訳で刊行されました。なかなか難しい本で、僕はまだ理解できてないところも多いのですが、米国の最新のマンガ研究の一つが訳されたわけです。認知科学と言語学をベースに「ビジュアル言語」という概念を打ち立て、スコット・マクラウド『マンガ学』(Understanding Comics)を新たな学的なステージに移して批判的に継承する仕事といっていいと思います。今後、日本のマンガ研究でも検討されることになると思いますし、互いの議論が進展するといいですね。
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