映画『シン・ゴジラ』

http://www.shin-godzilla.jp/index.html

『シン・ゴジラ』見てきました。いやああ、面白かった！！ （ネタバレ気にする人は読まないでいいです）

何よりも自分のよく知ってる品川やら浜松町、川崎市市民ミュージアムのある武蔵小杉だの、やたらと親しいエリアが映るので大うけ。つい吹いてしまいました。実家歩１分の地下鉄泉岳寺駅に人々が逃げ込む場面があって、「あんな狭くて浅い駅に、俺だったら逃げ込まねーなー」とか思って笑っちゃったし。

でも、それを考えなくても、よくできた映画でした。いろんなメタファーをあちこちでフックにする庵野方式もわくわくしたし、全体的な印象として「庵野監督、大人になったか」(笑)って感じ？（すいません、失礼ないいかたですが）...

最後「おお、ゴジラは巨神兵で使徒だったのかあ。あ、逆か。使徒はゴジラだったんだ」と思ったし、ゴジラ退治の兵器（？）も感心しました。『沈黙の艦隊』的な米国へのアンビバレントな日本人の感情も入りますが、石原さとみはちょっとなあ。役者はやたら贅沢に消費されてて、そこも見どころ。エンドロールがあいうえお順なのも受けた。ところで、最後のほうにちらっと「小池百合子」とあったと思うけど、防衛大臣が女性だったのは、そのせい？

まあ、ほんとに「今」な感じです。ゴジラは３・１１だし、海に帰っていかないしね。今、観ていい映画じゃないでしょうか。一応、娯楽作としてのヒロイズムと希望もあるし。