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夏目房之介の「で?」

馬貴八卦報告 怪我の功名?

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木曜の講習会は、まだ背中痛くて、慎重にやってた。走圏してると、李先生がきて「君の走圏は非常に高いレベルにきている」というようなことを耳打ちしてくれた。自分ではあまり自覚がないので、「ありがとうございます」とはいったけど、そうなんかなあという感じだった。
その後、みんなの前で走圏しなさいといわれて、やったら「緊張してるな、さっきはよかったのに」といわれた。多分、足の運びがけっこう落ちて、力強くできてたんだと思う。「足は虎のように歩き、上半身は龍のように動かざるごとく動くのだ」といわれたのは、その後だ。なんか、しばらくの間、けっこううまく歩けた気がする。

けれど、多分これには理由があって、つまり背中が痛かったのだ。朝なんか、イデデデな感じでおじいさんみたいである。が、走圏すると、半日は動ける。で、走圏のときに今までの調子で方向転換や掌法をやると、痛む。どうやら、しっかり上を緩めて落とし、中正が微塵も崩れないように慎重に動かないと痛むのだ。必然的に中正をしっかり保ったまま動くしかない。逆にいうと、普段はけっこういい加減にやってるということなのだ。

でも、その翌日自己練習をしてたとき、走圏中に一瞬、ほんの数秒だが、「あ、今丹田から直接足が出てる!」という感じになった。ずっと以前に、そういう話を聞いていて、そんな感覚になるのかなあ、と思っていたのだが、そのときはほんとにそう感じた。経験的には、こういう経験が、やがて普通になったりするので、このままやっていけばそうなるのかもしれない。なかなか、気持ちのいい状態だった。がんばらねばー。

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