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夏目房之介の「で?」

腰痛報告

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八卦掌はじめて10年、ほとんどなくなっていた腰痛になっております。
しばらく前に背中の痛みについて報告しましたが、ほぼ9割がた治ってきたなと思っていた矢先、先週土曜24日に、洗濯物を干していてフッと立ち上がった途端に「ギクッ」ときた。まさしく、昔何度か繰り返したギックリ腰の症状。
八卦掌をやっていれば腰痛はクリアできる、と豪語してましたが、やはりストレスによってはなるんですね。おそらく1年以上の継続的なストレスの蓄積があって、限界にきていたのだろうと思われます。
背の痛みのときは、痛みの焦点はギックリの箇所より少し上で、走圏練習をすると楽になったのですが、どうも今回の痛みは明らかに腰のつがいの左側が中心で、症状もギックリ腰。走圏をするとそこが痛む。できないことはないし、しっかりやれば多少楽にはなるが、軽減度合いも高くない。
そうこうするうちに、仕事をやっていると夜や朝は、ヘタすると動けないほどの痛みに。立って歩くのはさほどでもないものの(なので講義はきっちりやりました)、それも老人並みのとぼとぼ歩き。寝たり、立ち上がったりがきつい。電車で座ると、立ち上がるのがしんどい。このままでは、今週のハードな仕事をクリアできないと思い、月曜に鍼灸院にかかりましたが、今ひとつ。昔のギックリなら、鍼灸は即座に痛みがひいたんですが。まあ、楽にはなったものの、仕事するうちにまた悪化。
仕事どころか生活にも支障をきたし、寝ていても痛いので眠りにも問題が出始め、週半ばにまた緊急施術をと思ったものの、鍼灸院は木曜休診。やむなく、知人に聞いていた整体院に連絡し、木曜にいってきました。

その整体は、腰痛には絶対の自信があるらしく、施術後、釈然としない感じで「いつもは、終わるとすっきりしてもらえるんですが、夏目さんのは、昔からのいろんな悪いところが複合的に重なって全部出ているみたいで、背骨がジグザグになってます。どれが痛みを起こしているか、因果関係がわかりません」とおっしゃってました。わが人生のような。
その後金曜のアポをキャンセルして休んだところ、だいぶ楽にはなってきました。何とか明日の講演会1日仕事はこなせそうです。
今後、明日、あさっての様子をみて、鍼灸、整体のどちらを優先するかを決めようと思います。
本当は、こういう治療は複数やらないほうがもちろんいいんですが、今回休診だったこともあり、やむをえない選択でした。

八卦掌が腰痛にいい、というのは、今でもそう思います。しかし、体が丈夫になると、そのぶんがんばってしまうので、無理をする。それが長期にわたり、ストレスが蓄積すると、やはり腰痛にはなるんだ、ということですね。やれやれ。

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