あと少し・・・・のはず(八卦掌)
この木曜の講習会で李老師に龍形を直されたのだが、以前直されたのとは腕の廻し方が違う。「なぜ直されたのか、伺っていいですか?」と講習会後に聞いてみた。
「内側と外側のバランスの問題だ」
とのこと。少し前にいわれたことだ。僕なりの内的感覚の理解では、丹田を中心にすべての動きをつなげること。下半身をタイトにするべく、提肛をすべての動きに維持すること。そのことで、外と内の感覚が繋がるのではないかと感じている。この判断が正しいのかどうか、本当はわからないが、今は自分の感覚を信じるすかない。もし、ズレていたとしても、老師が直してくれるだろう。
李老師は、「あと少しのところなのだ」といってくれたが、僕自身そんな感じがしている。それを信じよう。少しずつだけど、練習の充実度が上がり始めているし。
こういうことを、自分でどの程度信じ、どの程度疑っていいかは、それこそバランスの問題だろうと思う。どのみち、やがて結果が確信をもたらすだろう。
ただ、僕の中には、いくつかのことはほかの人よりやや進んでいる、という感じがある。が、じつはこれが障害にもなっている気がする。その自信のために、自分ができていない部分に盲目になっている可能性があるからだ。自信は、練習への奨励になるが、同時に自分への批判の眼を曇らせることもあるからだ。
このところ、そんなややこしいことを思っているのだが、実際はただひたすら老師の指示を素朴にやっていくしかないという方向で練習をしているだけだ。多分、その素直さが、自分の悪い癖を直す早道であろう。
言葉で言うと確かにややこしいのだが、信の根拠は結局身体感覚にあるので、言葉になりにくい。じつのところ、ごくストレートでシンプルな話なんだけどね。わっかる人にしか、わっかんねーだろなあ的な、だけども。