弥生美術館での松本かつぢについての講演終了
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http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
講演終了しました。
けして専門領域ではないので、最初に『?のクローバー』を見たときの衝撃から始めて、表現論的な分析をしてみました。1時間という短い間でしたが、質疑もできて、何とかまとまった。
会場にはマンガ研究関係者も多くこられていたが、まさか清水勲先生がいらしているとは気づかず、いきなり挙手されたときには、慌てた。イタズラをセンセイに見つかったような気分だった。清水さんは、何点かの指摘をしてくださったが、その後、帰り際に「『くるくるクルミちゃん』のあの太い足は、松本かつぢが最初ですかね? あれ、アトムですよね」とおっしゃった。おお、そういわれてみれば、あのたくましい太い足は、どこから来たんでしょうか。しかし、たしかにのちの「デカ足派」(手塚~石森~吾妻)の祖ですね。
また、会場にはかつぢの次女、三女のお二人もいらして、質疑の中で貴重は証言もいただいた。お弟子さんだった田村セツ子さんもいらしていた。ほんとなら、もう少し時間をもらって、インタビューしたほうがよかったのではないかとすら思った。岩下さんも来てくれて答えにくい質問をもらった。ひさびさに、弥生の近所のウーノも顔をみせた。
帰り道には、上田トシコ先生の資料を引き継がれた方からも声をかけていただいた。色々ろ出会いのあった講演でした。
ハネたあとは、知り合いやうちの学生や卒業生がきていたので、一緒に根津に食事に出かけ、11時くらいまで談笑して帰った。楽しい晩でした。
レジュメは、のちほどまたアップします。
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