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夏目房之介の「で?」

魚がおいしかった話

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 ここんとこほとんど遊べてないので、ふっと時間をあけて自由が丘の友人のバーへ・・・・行く前に、いつもの戸越の中華料理屋に入ろうとしたら一杯。
 なので、自由が丘で店をさがそうと、ふらりと飲み屋街的な横丁で少しオッサレな魚料理のある居酒屋風の店に入ってみた。見ると、テーブルに魚や串を焼くようのガス台が。定食などもあり、いろんな魚や串もの、なぜかタンドリーチキンも。
 で、店の女の子に少し取材した結果、ホイール焼き魚定食とはたはたの串を頼んだ。したら、ま魚の出汁がよく出た味噌汁がとにかくいい味。いきなり、期待感高まる。で、目の前で蒸し焼きになった魚もうまい。つけあわせの野菜もいい。さらに、はたはたもうまい。魚がいいのだと思う。
 つい調子にのってきて、メニューで気になっていた鮭の白子ポン酢を頼む。やはり、うまし! さらに調子に乗り、まだ火の落ちていない網に白子をのせて、あぶってみる。いやあああ、これがまた香ばしくて最高! おいしいものを食べると、いきなり機嫌がよくなる僕は、店の女の子にも、料理人のおじさんにも「うまいです!」を連呼して、じつに幸せな気分になったのであった。やっぱり、人間、うまいものを食べないといけない。
 その後、友人の店で少しカラオケしてストレス解消をして、楽しく帰りましたとさ。こういう幸せな話って、案外ほかの人は面白くないんだよね。大体不幸なほうが受ける。でも、ま、あたしの趣味ではないので、あしからず。
 いい店めっけた。またいこっ!

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