年末の感
エー、しょうがないので、それらしい記事をでっち上げようかと。
大学院の専任教授生活も5年目を終えつつあり、その間に「からだの文化」イベントを数回行い、今年は初めての大規模シンポとして、『闇の国々』の作者お二人と大友克洋氏をお招きした。BD関連イベントの一環として、成功裏に終えることができた。ここ数年のBD出版ブームを着地させる手助けを多少なりとできたかと思う。BD関係者との交流、BDの日本への浸透の現象は、日本マンガを世界に開く機会にもなるだろうし、研究の面でもマンガ史を世界史に開いてゆくきっかけになればと思う。もっとも、いささかBDやアメコミの出版点数が多すぎる気がする。飽和して失速しないように願いたいものだ。また、昨年から学習院に研究者として来日した米国のマンガ研究者との交流研究も成果をあげることができたと思う。
僕は学習院大学大学院の新専攻に呼ばれたが、もとよりアカデミックな修練をへた者ではない。しかし、それなりの役割があると思っていて、何とかこの5年間、学習院にも、マンガ研究にも、一応できる範囲の成果はあげられたのではないか。その意味で、今年のイベントの成功は指標になったかなと。短期的な成果にはなったと自分では思っている。長期的には、優れた研究者を輩出することだが、それは5年やそこらでは実現できない。最低10年を考えないといけないだろう。
とはいえ、今現在も担当する修士生が修士論文を書いていて、締め切りは1月半ばだ。毎年のこととはいえ、いつでも送られてくる論文部分をチェックして直し、送り返す準備をしてなければならない。大学の授業、ゼミは終わっても、仕事が終わったわけではない。今年は一人だが、来年は複数人になるので、もっと大変なんである。つわけで、来年の抱負は、とにかくバリ島に行くことである。それを思って、年の変わりを迎えたい。なんか、なさけないなー。
ともあれ、みなさん、よいお年を。来年もよろしく。
追伸
思い出した。今年前半は、インフルエンザと甲状腺機能亢進症でひどい目にあったんだった。今は回復して、体調はひじょうにいい。ちょっと前、1年の疲れが出たのか、ちょっと風邪っぽかったが、おとなしくしてたら回復した。無事、新年を迎えられそうです。ありがたい。
1年の疲れが出てる人も多い上、インフルとノロもはやってるみたいなので、みなさんお気をつけて。基本、うがいと手洗いですね。