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夏目房之介の「で?」

『WE3(ウィースリー)』

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グラント・モリソン脚本、フランク・クワイトリー画『WE3(ウィースリー)』(小学館集英社プロダクション)。これ、なかなか面白いです。人間を戦場に送るリスク解消のため開発された、動物を武器に変える「バイオーグ」(バイオ+サイボーグ)の試作品になった犬、猫、ウサギのお話。
コマの使い方が面白くて、監視カメラ映像を細かく分節して並べ、状況を描写したり、コマを横並びの屏風みたいに立てて、アクション場面を分節したり、画面的に楽しめる。ハリウッドで映画化されそうな印象もあるが、随所に血しぶきが飛んで内臓がえぐられたりする場面があって、カラーなのでややグロといえば、グロかな。
このテーマって、『猿の惑星 創世記』にも通じるような。

http://www.blister.jp/item22034.html

追記
そういえば、手塚『W3(ワンダースリー)』ってのがありましたなあ。
馬、兎、鴨でしたが。

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