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沖縄の自然と歴史とIT事情をナイチャーの目でレポート

沖縄の高校生就職内定率24.7% ~沖縄の雇用促進 その8~

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めんそ~れ!

12月14日に文部科学省が発表した高校生の就職内定率は、57.1%と昨年に比べ+1.9%と少し持ち直したとの事です。

そんな中、沖縄県の高校生内定率は、24.7%と全国一低い値になっております。

この金曜日と土曜日に菅総理が沖縄を訪問していました。

金曜日は沖縄市の泡瀬に行くときに、土曜日は那覇空港に行くときに総理の車とすれ違いました。土曜日はちょうど自衛隊のヘリで戻ってくるところから見ましたが、どうやら空から辺野古や普天間を見てきたようです。

今日の地元の新聞では、今回の訪問は散々の評価でした。

知事選では、争った両候補とも普天間の県内移設反対を主張していたので、争点にはならなかったのですが、勝った仲井真知事も総理の訪問で「YES」といえるわけがないですよね。

沖縄県民にとって、基地のハナシも大変な話ではありますが、失業率8.1%(3ヶ月連続対前年割れ)であることや、高校生の就職が全然決まらないということも大きな問題です。

今回の訪問では、総理は沖縄振興策を匂わせていたみたいですが、基地の問題と切り離して話さないとバーター取引のようになってしまいます。

製造業の無い沖縄県なので、IT産業には力を入れているのですが、職業訓練を通してIT人材の育成に努めている者としては、せっかく育てたIT人材の卒業後の就職先が無いという現状を考えると、IT企業が育つ政策をとってもらいたいものです。

特に、起業する人が多い沖縄県で、GoogleやFacebookなどのような企業を育てるような施策がほしいですね。

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