ITパスポート in 沖縄
めんそ~れ!
今年から情報処理技術者試験にITパスポートが新設されました。
4月に試験があったわけですが、先週合格者の発表があり、各種統計資料が更新されていましたので、調べてみました。
昨年までは、同等の試験として「初級アドミニストレータ」試験があったのですが、「初級アドミニストレータ」はどちらかというと、ITプログラマー・システムエンジニアの入り口的な要素が強かった感じです。
近年は、ITは、IT企業だけでなく、一般の企業にも必要になってきています。パソコン操作や会社のいろいろな手続きをするのにも、コンピューター画面操作が必要になってきています。そんな環境を受けて、IT企業だけでなく、すべての企業においてITの知識を持ってもらう人材を育成するために「ITパスポート」が設立されました。
「ITパスポート」は、「初級シスアド」と比較して、広く浅くの知識が要求され、いろいろなことを知っていなければいけない代わりに、試験方式も簡素化され、合格しやすくすると言われていました。
実際統計資料が発表されたわけですが、なんと合格率は72.9%になっております。
今回が最終となった「初級シスアド」が33.4%(初回からほぼ30%台の合格率)と比べるとほぼ2倍の合格率となっています。
社会人の合格率が、82.7%で、学生は51.8%です。高校生になると35.9%まで下がってしまいます。
試験内容からやはり社会人で会社勤務の経験があれば合格しやすいと思われますが、学生だと「ストラテジー系」や「マネージメント系」はなかなか体感できないので難しいと思います。
以前のブログで、沖縄ではたくさんの高校生が受験に来ていたと報告しましたが、沖縄県の合格率は43.1%と全国最下位でした。1番高かったのが、東京都で84.8%でしたので、半分くらいの合格率です。
高校生の受験が多かったので、致し方ないかもしれませんが、ちょっとさびしかったです。
少しでも沖縄の受験生の合格率アップに寄与できないかと「ITパスポート」受験講座なるものを始めることにしました。私の経験を少しでも伝えられればと思っています。