スイカが割れるとレビューが進む
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毎回ソフトウェア開発に関するテーマを設定し、若手を中心に議論できる場としてWACATEワークショップがある。ここ(本ブログの過去エントリ)でも紹介した。
夏には1泊2日の合宿をしているそうで、2009年夏のテーマは「ソフトウェアレビュー」だった。詳細はこちら。私はオブザーバ兼講師として参加した。WACATE-Magazine (vol.7)に参加した講師からの一言ということで、私からの事後コメントも掲載いただいた。
本エントリの表題は事後コメントのタイトル。レビュー会議は話が逸れがちで指摘とは別の話で盛り上がってしまったということは誰もが経験したことがあるだろう。通常はモデレータが話を元に戻すことになるが「その話は関係ない」という指摘が連続すると雰囲気が悪くなってしまうことが多い。
そこで、話が逸れたときに「スイカが割れた」と指摘するというローカルルールを作って演習を進めたグループがある。なぜスイカなのか、どのような場面でこのローカルルールが決められたか、等の詳細はWACATE-Magazine(vol. 7)をご覧いただきたい。ローカルルールがレビューア全員で共有されていれば、効果の出る取組みだろう。これもカスタマイズの1つだと言えるだろう。
今回のワークショップはソフトウェアレビューをテーマにされていたが、ThinkITのインスペクション特集や情報処理学会学会誌のソフトウェアレビュー/ソフトウェアインスペクションの特集号で執筆をお願いした方々(安達氏(ワークショップへはWACATE実行委員の肩書で参加)、細川氏(日本IBM)、永田氏(ソニー))も講師を務めておられた。
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