速く動き、間違ったらすぐに方向修正することが、大きな競争力を生み出す
今の世の中は、すごい勢いで動いています。
場合によってはアクションが1週間遅れれば、ヒト・モノ・カネをいくらかけても取り戻すのが難しい状況に陥ってしまうこともあります。
たとえば私は、2011年11月に「100円のコーラを1000円で売る方法」を出版しました。
実はこの第1巻を出版する2ヶ月前、2011年9月に、第2巻と第3巻の企画書を作成し、版元の中経出版様と打合せをしていました。
このおかげで、第2巻を10ヶ月後の2012年9月に、第3巻をさらに9ヶ月後の2013年6月に、それぞれ上梓できました。そして第2巻・第3巻を出すことで、第1巻も売れるという好循環を作ることができました。
もし第1巻出版の3-4ヶ月後の2012年3月頃に、「第1巻が売れたから、第2巻の企画を立てよう」と考えていたら、どうでしょう?
恐らく第2巻の出版は2013年、第3巻は現時点でも出版されていなかったでしょう。
あるいは第2巻の出版のタイミングを逸してしまい、シリーズ化は出来なかったかもしれません。
編集の方々のご協力をいただいて、企画を早めに立てて検証し、スピード感を持って前倒しで企画を進めたから、タイミングよくシリーズ化できたのですよね。
このように、スピードはそれ自体、大きな競争力です。
しかし、「スピードが大切」と言葉ではわかっていても、実際の自分の行動に繋げている人は、意外に少ないように思います。
見方を変えると、「私達は意識して速く動くだけで、凄い強みを発揮できる」、ということなのではないかな、と思います。
仮にヒト・モノ・カネが潤沢でなかったとしても、「速く動き、間違ったらすぐに方向修正する」ことを日々継続するだけでも、成功する可能性は大きく高まるのではないかと思います。