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「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を読んで

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皆様からちょっと遅れましたが、南場 智子著「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を読了しました。

先日の名古屋出張のお供に持って行きました。

読み始めるととても面白く、行き帰りの新幹線で一気に読み終えてしまいました。

 

経営ではいいことばかりではありません。実際には失敗の方が多いのが現実。その失敗から学び続けることが必要です。

しかし一方で、経営者が書くビジネス書は、色々なしがらみもあって、失敗については大っぴらに書けないのもまた、現実だと思います。

本書は、南場さんならではの軽妙な文体で、ご自身のプライベートも含めて自分の失敗もそのままさらけ出し、ご自身の言葉で語っていることに価値があるのだと思います。

これだけ売れているのは、当たり前のことですが、本書が面白いからなのですね。

本書と出会えてよかったと思います。

 

一方で、ちょっと驚いたのが、アマゾンの書評。

現時点で、アマゾンの本書レビュー数は113件あります。

内訳は、★ 5つが62件、★4つが32件、★3つが11件、★2つが3件、★1つが5件。

全体的にとても高評価です。

しかしアマゾンの本書トップページに掲載された書評は、全てこの★ 1つの5件の書評から選ばれています。それは、これらの書評の「このレビューが参考になった」という率が、他と比べて高いからです。

確かにこれら★ 1つの書評も、一理ある内容です。しかし一方で、読者全体の意見を代表しているようには思えませんでした。

実は私もこの書評を見て「買うのは止めようかな」と思っていました。しかし友人達の「面白い」という話を聞いて、実際に読んでみたら面白かったのですよね。

もしもアマゾントップページの書評だけを見て本書を買うのを止める方が出ることがあれば、ちょっと残念なことだな、と思いました。


 

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