オルタナティブ・ブログ > 永井経営塾 >

ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

色々な文献を読み込み、自分の経験に照らし合わせて消化した上で、本を書く、という作業

»

先日も書きましたが、次回作を書くために、この年末年始は色々な本を読み直しました。

改めて整理すると、結構な量の本を読んでいました。

戦略サファリ(ヘンリー・ミンツバーグ)
競争戦略論I (マイケル・E・ポーター)
競争優位の戦略(マイケル・E・ポーター)
マーケティング・マネジメント 基本編 第3版(フィリップ・コトラー、他)
松下電器の経営改革(伊丹敬之、他)
【エッセンシャル版】マネジメント(P.F.ドラッカー)
知識創造企業(野中 郁次郎、他)
仮説思考(内田和成)
論点思考(内田和成)
「関係の空気」「場の空気」(冷泉彰彦)
99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方(竹内薫)
「空気」の研究(山本七平)
失敗の本質(戸部良一、他)
まず、世界観を変えよ(田坂広志)
企画力(田坂広志)
使える弁証法(田坂広志)
経営の心得(小山昇)
巨象も踊る(ルイス・V・ガースナー)
ランチェスター戦略関連の本を、数冊
孫子関連の本を、数冊
クラウゼヴィッツ「戦争論」関連の本を、数冊

一度考えたストーリーも、このように文献を読んで学び、自分の経験と照らし合わせて消化したことを反映すると、まだまだ見直せると感じます。

 

考えてみれば、「100円のコーラを1000円で売る方法」も、最初に色々な本を読み込んで消化・整理した上で、なるべく専門用語は使わず身近な話題を取り上げて分かりやすいように書きました。巻末をご覧いただくとお分かりのようにかなりの量の文献が引用されています。

ですので、「1時間でスラスラ読めました」とか「高校生ですがマーケティングの面白さが分かったので大学はマーケティングが勉強できるところに進学します」という感想をいただくと、本当に嬉しく思います。

一方で例えば、「カスタマーマイオピア」という日本ではまだ流行っていない概念も紹介しました。でもこの概念も仕事をしている人達にとっては「あ、コレ、確かに自分も仕事で経験ある!」というものなんですよね。

大木さんもコメントして下さいましたが、シニアな方でもある程度は読み応えを感じていただけるのではないかと思います。

 

次回の本は文献を整理してストーリーを構成している段階ですが、この本も最後の参考文献をご覧になって「あ、わかるわかる。でもこんな理論が書いてあったんだ。気がつかなかった」と思っていただけるような、スラスラと読みやすい本にしたいと思っています。

 

 

Comment(0)