新しいプロダクト・プレースメントの試み
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商品やサービスの宣伝を行う際には、CM等で広告を出すのが一般的です。
しかし、ビデオレコーダー等がCMスキップ機能を持ったり、従来のTV視聴時間がインターネットにシフトしたりして、広告のあり方に変化が起こっています。
この試みの一つが映画やTV番組等の中で商品やブランドを登場させる広告手法で、「プロダクト・プレースメント」というものです。
例えば、映画「ミッション・インポッシブル」では、トム・クルーズがマックのパワーブックでCIAにアクセスしたりしているのは有名な話ですね。
TVドラマも注意深く見てみると、様々なブランドが意図的に出てくることがありますが、その多くはこのようなプロダクト・プレースメントです。
古い話になりますが、私の友人は、ホイチョイ・プロダクションの映画「私をスキーに連れてって」で原田貴和子がセリカGTfourで華麗にスキー場を駆け抜けていくシーンを見てセリカを購入したので、この手法は結構効果があるようです。(ちなみにこの映画の公開は1987年ですから、もう19年も前なんですね)
従来、この手法は一般消費者向けの商材が対象でした。B2B分野にはなかなか応用されていませんでしたが、BSフジと日本IBMは、「イノベーション歴史学」という番組で、番組のコンセプトに入り込んで、抽象的なイメージに終始しがちな「イノベーション」を分かりやすく説明する試みを行っています。
詳しくは、番組のウェブサイトをご参照下さい。BSを視聴できない方々向けにストリーミング配信も今日から始まっています。
あの「カノッサの屈辱」と同じ番組スタッフによるものというだけあって、独特の味わいがあり、私もついつい最後まで見てしまいました。
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