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タイ国の真実らしきもの その29 こどもの日

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 日本にこどもの日があるように、タイにもこどもの日があります。
 日本でのこどもの日で、どれだけこどもが得をするかというと、テレビ放送が、こども向け番組の特番に変わるぐらいで、それほど、良いことがあるわけではありません。
 遊園地などでイベントがあったとしても、それは、遊園地に行った人のみ楽しめるだけで、あくまでも客寄せの行為であり、しかも利益誘導によるものです。

 では、タイではどうかというと、いろいろな場所でこどもに対して、福袋のようなものをプレゼントしたりします。
 中には、お菓子とかおもちゃとかが入っています。
 驚くべきことは、それらをあげるスポンサーの会社は、お菓子メーカーでもおもちゃ会社でもない場合が多いということです。
 一般の会社が寄付をして、それを元手にボランティアかアルバイト(アルバイト料は寄付から)がこどもにいろいろなものを手渡す行為が行われています。

 利益を考えない本当のこどもの日がそこにはあるのです。
 もちろん、それを配る場所は、デパートとか広場とかいろいろなのですが、数量限定でどこでもお昼前には、品切れとなり、楽しみにしている子供たちは、朝からいろいろ回って、多くの福袋を手に入れるようにがんばるわけです。
 軍事航空施設などは、こどもに対して、その日だけ見学を許す(無料)ことをしますし、デパートなどでのキャラクターショウなどは、日本と同じようです。

 こどもの日は本当の意味でこどもが大事にされる日だとタイにいると思わせてくれるのです。

 今日はここまで、またいつか御会いしましょう。

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