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<イレギュラー投稿>「NIKON D800の、高感度性能の実力は?」レビュー 【読了目安: 5分】

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 3月22日発売の「NIKON D800」の実機を、一足先に新宿サービスセンターにて触ってきました。

(私のプロフィールは「御園生大地 作品サイト」まで、お願いいたします。)

 現在(3月4日時点)実機の展示はないようなのですが、カウンターでD800の実機を見たい旨を伝えると、奥から出してもらえました。(D800Eは、まだないとのことです。)

 このカメラの目玉は、何と言っても現状35mm一眼レフタイプで世界最高の3600万画素という高画素を誇るカメラであるということです。また、高画素でありながら、高感度性能がD700(←一世代前のカメラですが、高感度性能の強い機種として有名です)と同程度とも言われており、その辺りも注目すべき部分です。

 高画素をアピールする作例は多数出ているので、今回は「高感度性能」に絞って、画像を上げながら評価したいと思います。題して、「35mm一眼レフタイプで世界最高画素数を誇るD800、その高感度性能の実力は?」です。

 ブログの小さい画像で、果たしてどこまで伝わるか?も含めて挑戦です!

 D800の高感度性能は、実は注目すべき主題です。というのは、本家ニコンさんのサイトにD800の高感度作例が十分にないのです。

 一部で「D800の高感度に自信がないからでは?」といった心配の声も聞こえてきます。また、そもそも高画素化すると、1画素の大きさが小さくならざるを得ない事情から、一般論的には高感度性能が反比例的に悪くなるのは避けらません。

 「こんなに高画素にして、高感度はどうなの?」というところは、興味をひく部分なのです。

 果たして、結果はどうでしょうか?

まずは、ISO 100、から ISO H2、まで9枚の画像を一挙掲載です。

上から、ISO100、200、400、800、1600、3200、6400、H1(1段増感)、H2(2段増感)、となっております。

 レンズは全て14-24mm。時間のあまりない中でしたので、手持ち、プログラムオートで撮影している点、ご容赦ください。(本来は三脚を据え、ピント位置、絞り値を揃えるべきところです。)背景の人物が特定できる恐れがある箇所に限り、赤で画像の上を塗ってあります。それ以外の箇所は完全ノーレタッチ。シャープネスもかけておりません。ISO100のみ、解像感の判断用に、カメラを机上に置いてセルフタイマーで撮影しております(ダウンロード画像(3月15日まで)をご覧下さい)。D800RAWの現像環境がないので、全てjpg書き出しの画像です。

なお、画像をクリックすると長辺800pxの画像がポップアップされます。

Iso_0100_3

Iso_0200_3

Iso_0400_2

Iso_0800

Iso_1600_4

Iso_3200

Iso_6400_5

Iso_h01

Iso_h02

 長辺800pxくらいに縮小してしまうと、H02でも実用可能であると思います。背景の暗くてボケている部分は、ノイズで画像が乱れている様子が見て取れます。

 しかし、この小さい画像でD800の高感度性能を全て評価するのは心許ないので、等倍で切り出した画像をお見せします。

 下のモノクロ画像をご覧下さい。

AとB、2カ所の等倍トリミング画像です。

Aはピントがあり、光も当たっている画面中央。(条件が良い)

Bはピントがなく、光量の少ない周辺部分。(条件が悪い)

という違いがあります。

000

 以下の画像も、クリック頂ければ長辺800pxの等倍画像がポップアップされます。是非ご覧になってみてください!

Aiso_0200_2 Aiso_0400Aiso_0800 Aiso_1600 Aiso_3200 Aiso_6400 Aiso_h01 Aiso_h02 Biso_0200 Biso_0400 Biso_0800 Biso_1600 Biso_3200 Biso_6400 Biso_h01 Biso_h02

 ちなみに、ISO3200が画像が少し甘いのは、やや後ピンになってしまっているためです。(申し訳ない!)

↓ ISO3200のピントが来ている部分はこちらです。参考までに。

Ciso_3200

では、結論として、どこまでを常用として使えるか?ですが、これは人によって判断が分かれるところです。よって、ここから先は私見として聞いてください。

 私の考えとしては、「等倍評価はあくまで等倍評価で、常に一番大切ではない」というスタンスです。現実的に「実際使うサイズにした場合に使えるか?」が一番大切で、ポスター印刷に使う場合とホームページのバナーとして使う場合では当然評価基準は全く異なります。

 私の場合、A4全面印刷以上の大きな扱いの場合は画像チェックに特に気を配ります。それより小さなの扱いの場合は、撮影現場でノイズの乗り方まで細かくチェックすることはしません。そういった場合に、感度いくつまでノイズチェックなしで安心して使えるか?

 「D800の場合、ISO3200まで」

 これが私の結論です。だいたい、画面上で50%表示をしてみていければ、印刷も大丈夫です。

 ↓ フォトショップの50%表示で、ISO3200はこれくらいに見えます。(必ず画像をクリックして見てください。)

50percent_capture

 ↑ うーん、十分ではないでしょうか。

 私はD3を所有しています。D700は所有しておりません。(D3とD700は、高感度性能はほぼ同等)

 その限りにおいてコメントすれば、「D800の高感度性能がD700並みである」という言葉にはおおむね偽り無し。だと思います!

 「D800の高感度性能は、十分使える!」

 私は、そう思います。

■ニコン D800(有効画素数36.3メガピクセル):キタムラネットショップ

 以下おまけです。

 「自分で画像を心ゆくまま評価したい!」という方のために、全データのjpgオリジナルサイズ9枚とRAW画像1枚を、ギガファイル便にアップロードしてありますので、よかったらご覧になってみてください。

 3月15日正午までダウンロード可能です。

http://www6.gigafile.nu/v3/?299d678f3383be7115f4b73c7314ddcc

月2回。1日と15日に更新予定。 「グローバルIT時代のフォトグラファー
(次回は、英語を開始して1年くらいの間に私が取り組んできたことを書こうと思います。)

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