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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

より良い世界にしていくための努力を!

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どうも、安保法案で外遊日程が先送りになったこともあり、安保の審議で疲れたから臨時国会は召集しないということになりそうだ。だが、国民経済に直接的に影響の及ぶTPPについては、国会承認を先送りするようであり、そこまでして安保法案だけを急ぐ必要があった理由がよく理解できない。とにかく米国の命令に従って、どこに対しても軍事行動を起こせる体制をすぐに整えたかったということなのだろうが、言語道断だ。考えてみれば、安保法制もTPPも、ことの良し悪しは別にして、全て政府レベルで決着をつけ、後付けで国会審議・承認というやり方は同じだ。要は、安倍政権は独裁専制政権であるということであり、選挙での勝利など正当性の根拠にはなりえない。安倍政権こそがクーデターによるものと考えざるを得ず、即座にこれを排除すべきである。

そもそも、安保法制にしても、TPPにしても、考えてみれば宗教的な要因や、過去の植民地支配に基づく国境線を要因としたものであったり、或いは経済的な利益の獲得合戦を原因とするもので、要は国際的な対立と自国の利益だけを追求する思想が原因となっている。そもそも、いつまで人類はそのような愚かな行動をとり続けるのか?そしてその原因は何なのか、どうすればすぐにではなくそのような対立をなくしていくことが出来るのか、などについて、本気で取り組む姿勢はないものか?

先日の報道で、小学生がごみ箱のスチール缶とアルミ缶の選別装置を発明し、特許を取得したとの話があった。仕組みは、決して複雑なものではないようだが、スーパーを営む祖父が仕分けに苦労しているのを見て着想したそうだ。もちろん父親などもいろいろと協力はしているようだが、要は身近な人間ではあるが、他人が困っているのを見て、何か自分にできないかと考える気持ちが生み出したものだと感じる。そして、世界中がこの小学生のような気持になれば、もちろんそれぞれに出来ることは限られているとは思うが、少しは良い世界になっていくのではないか?

一方で、少し前だが、日本の大学で教えるスリランカの方が、日本における犯罪などの報道について、日本人以外の容疑者によるという点が必要に上に強調されるようになっているのではないか、との疑問を呈している。確かに、耳を傾けるに値する指摘だ。犯罪行為のみならず、例えば海外での事故報道などでも、必ず日本人が巻き込まれたかどうかが、必要以上にプレイアップされ、もっと言えば日本人が関わらないと、そもそも報道が関心を失うという感じがする。20世紀を代表する歌の一つだと私が思っている「JAM」の中でも、「乗客に日本人はいませんでした」というフレーズが繰り返される。

同じ地球に棲む人間として同じ、更には日本にいらっしゃるとすれば同じ地域にいる人間として同じ、だから他人であれお互いを気遣い、出来る限り一緒に生きていけるようにお互いに努力する、そんな気持ちを少しずつ育んでいけば、人類は変われるのではないか?そんな気がする。

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