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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

明るい明日へ!

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このところ仕事に追われて、きちんとブログを書くことも出来ないのが残念だ。今週も、土日とも予定が詰まっていて、加えて来週は海外出張が入っているので、今回も簡単に済ませることをお許しいただきたい。

昨年は、震災があって、でもその困難から立ち上がるわが同胞の姿があって、悲惨な思いとともに、勇気づけられる一年でもあった。

だが、今年は、原発を始めとした処理のずさんさ、議席に連綿とするステイツマンとは程遠い政治家たちの足の引っ張り合い、などただただ呆れる事態だけが我々の前を通り過ぎていき、何となく明るくなれない一年だったように感じている。

そんな年の終わりに選挙があるが、雨後のタケノコのように新党が出来、更にそれぞれが合従連衡を繰り返し、全く良く分からない状況になっている。個々の政党や政治家がどうかは差し控えるが、そもそも原発、TPP、消費税など確かに国民の関心事ではあるが、マスコミが取り上げる刹那的な話題に対して反応するだけでは、結局国民にとってどうなるかのイメージが湧かないことに変わりはない。

原発は、経済に影響が出ても、或いは国民生活のレベルが下がっても、国民の命を守ること、或いは世界の人民に対する危険を除去することを目標とするかという問題。TPPは片方で、様々な障壁で守られている産業分野を国際競争にさらすか、一方で結果として海外のサービスなどが流入することで、消費者サービスのレベルが上がりコストが下がるか、という問題。もちろんこれも極めて簡単に図式化し過ぎではあるかもしれないが、そういうレベルで議論をしてほしい。

そして、そのようなマスコミ的話題ではなく、本当にどういう国にするのか、というイメージを示して欲しい。国防や外国為替など限られた分野だけを国が担い、あとは地方の自治にゆだねる、そのために歳入も地方に主導権を握らせる、そういう本格的な地方主権にするのか?最低限度の生活とはどのレベルで、そのレベルまでは基礎年金で守るがあとは年金保険でなく個人の運用に委ねるのか?健康保険もすべてのサービスが受けられるのではなく、一生で受けられる保険金に上限を設けるのか?

競争原理や市場原理を尊重して、勝ち組、負け組を認めるのか?それとも結果の平等を実現する方向なのか?或いは、一定の範囲での格差までを認めるのか?国民や住民に対するサービスを確保するために、海外からの人材流入を推進するのか?国民の命を守るためにいつまでアメリカに依存するのか?世界の中で、日本の役割をどう位置付け、どう評価していただき、その結果としてわが国の国際社会の中で存在を継続的に認めていただくのか

いろいろと考えると、今選挙に向かう各党の党首が、このようなビジョンを語るだけの人物には思えないし、都知事選の候補者も随分格が低いなと感じざるを得ない。だからあまり期待できないのだが、あれだけ様々なことを先送りしてようやく達成した総選挙、それが年の瀬にあるのだから、是非新年が明るいものとなるような、そんな政権となることを期待したい

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