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うつ病などの精神疾患に関して、世間ではまだまだ誤解が多く、また知られていないことが沢山あるように思います。そのことがうつの方を増やしている1つの原因になっているとも言えます。誰でも精神を患う可能性はあり、それは自殺にも至る恐い病気です。1人でも多くの方に理解して頂けるよう、医療・福祉・企業側のバランスよい視点を心がけて執筆していきます。

うつの方の支援を始めて5年が経ちました

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こんにちは、リヴァの伊藤です。

うつ病の方の社会復帰支援をする。
そう決心して2010年8月に会社を登記してから、5年が経ちました。

図3.jpg

※5周年記念Tシャツなんか作っちゃったりして

(そして、前回のブログ更新から2年8か月が経ちました・・・汗)

早いと感じるかどうかで言えば、やはりYESとなります。
きっと人生もそうなんだろうと思います。

おかげさまで、270名を超える方々が社会に復帰されていきました。
もちろん全ての方が今も元気に働いているわけではありません。
(6か月時点での就労継続率は、約85%)

課題はまだまだ多いながら、でもある程度の手応えは感じています。

起業して最もよかったと思うことは何だろうかと考えてみました。
失敗などを通じて色々なことを学び成長したこと、
事業をとりあえず軌道に乗せれたという達成感、
全く元気のなかった方々が考えや行動に変化が起き、
劇的に変わっていく姿をみれたことなどいくつもありますが、
やはり一番となると、
一緒に何かしていけたらなと思える多くの方と知合えたことでしょうか。
月並みな回答かもしれませんが。

想いを持った仲間、そしてサービス利用後もリヴァの活動に協力してくれる方々。
見返りを求めることなく、想い実現のために一緒に動いてくれる方々など、
リヴァという会社を創ったからこそ出会うことが出来ました。

本当に感謝です。

よくリヴァのサービスを利用して復帰していった方々から
感謝の言葉を頂くことがあるのですが、
我々こそ利用して頂いている方に
感謝の気持ちでいっぱいなんですよー、といつも思います。
元気になっていく姿や一生懸命復帰しようとする姿に
いつも元気や勇気をもらっていますから。

一方で起業して辛かったことはというと、
そうですねえ、これも人に関することでしょうか。
方向性の違いなどで退職された方々とは、
お互いストレスを抱え辛い時期もありました。
どちらが正しいというものではありません。
方向性が違うことが分かるということは、
自分の方向性を改めて確認する機会にもなったと思います。

その時は辛くても、
あとで振返り、別の視点で振返ってみると
辛い時のほうが学びや気づきは多いように思いますね。


起業してよかったと本当に思います。
失敗していたらそうは思わなかったか?
失敗していても、起業しなければよかったとは思わないでしょうね。
会社なのでもちろん今後倒産する可能性もあります。
多額の借金を抱えることにもなるかもしれません。
でも自分の気持ちに素直に生きていたい、
周りの目を気にして自分の気持ちを抑えたくない、
自分が納得した人生を送りたい、
大企業からベンチャーへ転職した時、
周りの「やめとけ!」の声を振り切り、自分の意志で決断してから
人生がより楽しく充実したように感じています。
その時から常にそう思って生きるようになりました。

自分を納得させる理由を作るのではなく、
こうしたいと思って行動し、結果失敗したとしても
自然に納得できる生き方をしたいと思っています。
まあ、ワガママで子供なんでしょう。


設立10年後もこうして振返りが出来るように
引き続き楽しみにながら目指す社会の実現に向けて取り組んでいきます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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