近未来サラリーマン映画「月に囚われた男」
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日曜日(日付は変わってしまったけど)なのでオフの映画の話。
今日の作品は「月に囚われた男」
主人公は「月に3年間一人で単身赴任する。」という
無茶な会社からの命令で1人+ロボット1体で月で働いている。
3年目まで後少しとなった段階である事件が起き、、、
というのがあらすじとなる。
この主人公は経済的な貧困というほど貧困でもなさそうだし、
主人公には家族もいる。
主人公自身も全うな社会人として月で黙々と働いてもいる。
時間があればジムで汗をながし、テレビをみて時間をつぶし、
草木を育てる、まあまあ普通の男ではある。
では彼がなぜそんな壮大な単身赴任を受けてしまったかは、
映画の中では明確に語られない。
たぶん、恐らく、自分たちの立場に置き換えてみるとわかるが、
会社から転勤の提示がでて同じように「遠隔地」で「3年」と言われた場合、
僕ぐらいの歳なら確かにちょっと躊躇してしまう部分が出てきてしまうが、
この映画の主人公は若いとは言えない、30代後半ぐらいである。
そうなると、それぐらいでは拒否できない会社の
立ち位置になってしまうんじゃないだろうか。
この年齢の哀愁さがこの映画の味でもあるような気がする。
若く、冒険心で月にいるわけじゃなく「嫌々ながら」感がたっぷり溢れるところが、
この映画にリアリティを加えていると思う。
映画としてお金をかけた作りではないが、心に残る何かがある。
是非ご覧下さい。
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