デジタルゴルフレッスン!?
だいぶブログの投稿をサボっていましたが、先日、ゴルフレッスンでビックリした話しでも。
私のスイングは典型的なオーバースイング&シャフトクロス(動画の右側)です。
これまでレッスンプロをはじめとして様々な人にコンパクトなスイングにする方法を教えてもらいましたが、教わっている最中ですらコンパクトにスイングできなかったのでした。本人は気持ち悪いほどコンパクトにしているつもりでも動画を撮ってみるとほとんど変わりなし。
ゴルフスイングの難しいところは、身体全体が立体的に回転や上下することで、腕をほとんど上げているつもりがなくても上半身が前傾して、身体が回転すると結構手は高く上がってしまいます。さらに、クラブの重さもあり、止めようとしても勢いで上がっていきます。
先日、ゴルフ練習場連盟つながりでお付き合いがあり、自宅からも近い新富ゴルフプラザさんで、若者をターゲットにした新しいレッスンを初めてみたということで、体験レッスンとして参加してきました。
https://www.shintomi-golf.com/digitalgolf.html
屋外練習場でよくあるグループレッスン形式で、若者をターゲットにということで「デジタルゴルフスクール」と名付け、測定器やスマホを活用したレッスンとしてみた感じです。
ゴルフ練習場はコロナ騒ぎのおかげで密にならずに楽しめる場所として、従来は年配の方が中心でしたが、若者もたくさん来場するようになりました。しかし、ゴルフはもともとベテラン達が顔を利かせ、新参者は入りにくいイメージがあり、それはレッスンも同様なのでした。そこで、従来のレッスンはそのままに、新たに若者をターゲットにしたレッスンを作ってみたという感じです。「デジタル」といえば年配者が敬遠するのではないかという狙いもあります。
私が若い世代かどうかは怪しいところですが、とりあえず体験してみることに。
先生も若い人です。最初はストレッチからはじめ、グループレッスンなので順番に先生が回ってきて、それぞれの人の悩みを聞き、解決していくという、練習場のグループレッスンではお馴染みのスタイルです。
私は何度もレッスンに通いましたし、レッスン以外でも仕事柄、レッスンプロの人達と顔見知りになってアドバイスをもらったり、ゴルフ業界の上級者の皆さんともラウンドをご一緒しながら教えてもらったりしてきました。しかし、オーバースイング&シャフトクロスだけ?はとにかく直せなかったというより、教わっている最中ですら直らなかったという感じです。
まずは先生と初対面なので、3球打ってみてください、とのことで、ピッチングウェッジで3球打ちました。「ラウンドでは90を切るくらいですか?」と聞かれ、「100前後です」と答えると、首をかしげながら、「いちばん直したいと思っていることは?」と聞かれたので「オーバースイング&シャフトクロスです」と答えました。
トップから上半身を回す前に手を自然落下させるイメージの練習や・・・
手でフェースを強引にローテーションさせてしまわないようにする右片手打ちなどをやりながら、身体の使い方を教わると・・・
見事にオーバースイング&シャフトクロスが直りました!
トップが全く変わりました。今まではトップをここまでしか上げない、という感じで言われることが多かったのですが、今回は身体の使い方を教わったら必然的にトップがこうなったという感じでした。
首切りショットがだいぶ低く降りるようになり、懐に余裕ができるようになった感じです。
インパクトでは腰が先行していくイメージ
腰が先行していくと腕の通り道ができるので、左肘がフォローで引けることも直ります
フィニッシュは前傾角が維持されたままに
うーん・・・今まで誰も直せなかったのに、グループレッスンで4回まわってきてくれたくらいで、ボールも100球くらいしか打たずにここまで変わるとは!
まだ身体の使い方に慣れていないので、ドライバーで同じイメージでスイングするのが無理でしたが、アイアンで慣らしていって徐々にドライバーも、という感じでよいとのことでした。
練習後にゴルフ業界・レッスン業界・ゴルフ練習場業界の話題を共有しながらアイディアを出し合いました。
いやー、こんなに効果抜群のレッスンは初めてでした。形を直すのではなく身体の使い方を正しくすれば形も自ずから直る、ということが良くわかりました。若いのにこんな素敵なレッスンをしている先生を応援したいな〜と思ったのでした。
デジタルゴルフレッスンといいつつも、実はものすごく真っ当なレッスンでした^^