娘とバンコク旅行
2013年に息子とバンコク旅行をしたのですが、娘には大学合格後にと約束していました。本当は春に行こうと思っていたのですが、特典航空券が取れず、大学の夏休みの最後に実現できました。別にバンコクでなくてもかまわないと言ったのですが、タイ料理とショッピングの魅力から、やっぱりバンコクに行きたいというので・・・。
なお、今回は娘に嫌がられそうなので、写真は全て小さなサイズで。
自宅からバス乗り場までは大雨でしたが、成田ではなんとか曇り。娘は高校の卒業旅行で飛行機には乗っていますが、海外は初めてです。
私もバンコクは1年ぶりくらいなので、離着陸時にスマホを使えるのは初めての気がしますが、窓側は娘に譲ったので、まあ、こんな写真で我慢。
深夜にバンコク到着!ホテルについて風呂に入ったら現地時間の午前2時くらいでしょうか・・・。まあ、出張ではなく旅行なので、朝はゆっくりで良いので。
娘が楽しみにしていた朝食バイキング。なんと言ってもカオトンが楽しみだったようです。
結局3杯!なんで日本にこの味がないのでしょうねぇ。
本当は初日にお寺巡りをしようと思っていたのですが、かなりの土砂降りでしたので、今日はショッピングに。この時期バンコクは雨期です。
MBKの携帯電話関連フロアでハイテンションな娘。スマホのケースを選んでいますが、日本訛りの英語とタイ訛りの英語がなかなか通じず、結局店員さんに「カモン!」と言われて、店の奥でたくさん並べて選んでました。
さて、朝食をたくさん食べたのに、やっぱりカオマンガイも食べたいと、MBKのフードコートへ。おいしさと、100円くらいで食べられることに感激していました。
さて、夕食は私が現地で仕事をご一緒していた方にお願いして、お食事会です。せっかくタイに行くのですから、タイ人とそれなりにお話しをさせたいと思い、タイ人の奥様に同席いただきました。もっとも、奥様は学生時代に日本に留学していたので、日本語ペラペラなのですが。
息子を連れてきたときには、男の子が二人いる方にご一緒していただきました。タイで知り合いがいるのはもちろん宮沢さんのおかげです!
おじさま二人からも娘にアドバイスをいただき、ポイントは、「なんでもやってみれば意外となんとかなるもの」ということですね。海外留学、海外での就職など、いずれもやったことがない人にはハードルが高く感じますが、やってみれば何とかなるということを、実際にやった方々から言ってもらえるのは説得力が違います。
タイ料理としてはかなりの高級店で、何度もタイに行っている私も食べたことがないような料理ばかりで新鮮でした。
さて、2日目は、とりあえず朝は日差しもありましたので、観光することに。
ワットポー、ワットプラケオ方面へは電車だけでは行けないので、タクシーに乗ろうと思ったのですが、娘がトゥクトゥクに乗ってみたいというので・・・。トゥクトゥクはぼったくられたり、頼んでいないところに連れて行かれたりするので避けようとも思ったのですが、まあ、それもバンコクと言うことで、だまされてみることにしました。
案の定、ワットポー方面へは車だと大渋滞だから、ボート乗り場に連れて行くと言われ、しかも、40バーツだけだ、とニコニコ人の良さそうなおじさん。実に胡散臭いのですが、まあ、それもタイ。
ボート乗り場では、素人感満載のカウンターがあり、私がワットポー方面に行きたいというと、「プライベートボートで1時間案内してやる」と。来た来た、という感じで値段を聞くと、「3000バーツ」!私が「ペーン・ナ!」とタイ語で「高いよ」と言うと大受け。「お前の希望を電卓で入れてみろ」と言うので、「500バーツ」と打ったら、「あなたたち、ハッピー、私たち、アンハッピー」とオーバーなリアクション。で、私が「じゃあ、いくらなら良いんだ?」と聞くと、「2200バーツ」。またまた、「ダメだ、高い!」と言うと、「じゃあ、いくらなら?」と言うので、私が「700バーツ」と。「あり得ないよ〜」とオーバーリアクション。まあ、面倒になってきたので、「オーケー、特別に1500バーツ出すことにしたよ」と言ったら、「わかった」とチケットに「1700バーツ」と書いているので、ペンを奪って「1500バーツ」と書き直して、1500バーツ払って契約成立。まあ、1500バーツでもまだまだ高いですけどねぇ。娘の前でこういうタイっぽい交渉を見せられたのは良い社会勉強になったので良しとしました。
1時間で寄り道しながら運河も通って、水上マーケットとか魚を見たりして案内するよ。ワットアルンでは30分間見物しているのを待っているから」とのこと。
小さなボート。とりあえず乗客は私と娘の二人で確かにプライベートで出発しましたが、、途中でUターン。「あと二組乗るから、1時間半にプレゼントだ」と、白人ラブラブペアと、日本人のおじさん二人が乗ってきました。まあ、大勢の方がこの先でさらにだまされる際に心強いので、これはOKでしょう。
ワットアルンは工事中と知っていましたが、確かにこれは残念な状態。途中までは登れるようですが・・・。ワットアルンに寄って30分見学するというのは見事になかったことになり、ゆっくり通過。。
その後、運河にも入って、前方に手こぎボートが2艘。かごに入れたビールなどを買えとアピールしてきます。船長(一人だけですが)が前方を指さしながら「マーケット!」と。これが水上マーケットね、と一同呆れながら苦笑い。だれも買ってあげませんでしたが、後から考えれば買って施しをしてあげるのもタイだったかな、と・・・。
続いて船を止めて船長が「フィッシュ!」と言うので川を見ると・・・まあ、少し魚が泳いでいます。うーん、これがお魚見物?と思っていたら、こちらよりは大きな船が来て、中国人らしきおばさま達がパンを川に投げ始めました。大量の魚が争いながらパンを食べています。うーん、他の船のおかげで魚がたくさん出てきたけど・・・。まあ、娘はこの適当さに大受けしていましたので、タイらしさを味わえて良かったですねぇ?
さて、この船は最終的にどこで降ろしてもらえるのか?と思っていたら、ワットプラケオ付近の船着き場に横付け。白人が「フィニッシュ?」と聞いたら「イエス」と船長。白人もうんざりしていたみたいで、とっとと降りました。いやー、タイっぽさ満点です!
さて、このあたりで雨が結構降り始め、ワットプラケオに入ろうと思ったら歩いた方向には入口がなく、ワットポーについたので、雨に濡れるよりこっちに先に入ることに。
相変わらずデカいです!
ワットポーで雨宿りしたりしながら見物。白人さん達は傘を持っていないですねぇ。折りたたみ傘とか使わない文化なのでしょうか。私たち親子は雨が多い国からですので、すんなり折りたたみ傘を出して雨の中、ワットプラケオへ移動開始。
ワットプラケオは外人の入場料が高いし、見てもあまり良くないと言われていたので、実は今まで一度も見ていないのですが、ワットプラケオを見ないで何を見る?という意見も昨晩のお食事会であり、入ってみました。メインはこのエメラルド仏。建物の中は撮影禁止なので、外からとって拡大したので全然エメラルド色が分かりませんが、ここは確かに心が落ち着くというか癒やされる感じの場所でした。神社仏閣が多い川越で育った娘と、きちんとそれぞれの祈りの場で手を合わせてきました。
建物も全体的に他のお寺より立派。
警備も厳重で、兵隊さんはマシンガンを持っています。表情を変えずに観光客のカメラに次々と収まっていました。辛そうな仕事ですねぇ。。
なお、ワットプラケオは服装チェックが厳しく、肌の露出は控えなければなりません。娘は短いパンツ・スカートしか持ってきていなかったので、私のジーンズを履いています。おかげで私は動きにくいスラックス・・・。しかし、私の方が数センチ身長が高いのに、裾を折らずにジーンズを履いているのが気にいらんですねぇ。
立派な建物で、兵器の博物館もあります。ワットプラケオはやっぱり見ておくべきですね。一人500バーツと高いですけど。
ずっと雨が降ったり止んだりで、蒸し暑いし濡れるしで、娘が不機嫌になってきたので、、本当はワットポーの方に戻って水上バスの船着き場から乗ろうと思ったのですが、ワットプラケオに近い船着き場へ。最初よりは少しマシなチケット売り場で「サパーン・タクシンに行きたいんだけど」と言うと、「二人で600バーツだ」と。水上バスよりは高いのですが、まあ娘は不機嫌ですし、「じゃ、それで」と船へ。
すぐに出発してくれ、なんと今度こそ貸し切り。「うーん、行きより待遇が良いのに安いじゃない!」と娘はご機嫌。雨も止んで風が心地よく・・・
サパーン・タクシンに着く頃にはご機嫌に。
エアコンの効いたBTSで移動するうちにますます機嫌が良くなってきて、フォーチュン・タウンへ。タピオカ入りミルクティーを飲んでから、ITモールを物色し、さらにテスコ・ロータスに・・・
「安いし、たくさんあるし、楽し〜い!」とハイテンションな娘。。トイレでジーンズからスカートに履き替えて「やっぱりスカートは涼しい!パパもやってみたら?」・・・
お菓子や洋服、化粧品など買いまくりです。まあ確かにスーパーは安いので、見るだけではなく買えますからねぇ。
一度ホテルに荷物を置きにいき、それから夕食へ。実は昼食はぼったくり観光船のおかげで時間がかかり、食べ損ねて、途中で屋台のマンゴーを食べたのと、タピオカ入りミルクティーを飲みながら串焼きを3本食べただけでしたので、お腹ペコペコ。
息子も絶賛だったお店へ。コリアンバーベキューはやっぱり大喜びです。どれだけ食べても二人だと1000バーツもいきませんから、大満足ですねぇ、このお店は。エアコンもなく、それほど清潔でもないのですが、そんなことより味と値段だと、頼もしい娘です!?
さて、歩き回りましたし、お腹もいっぱいになったことですし、早めに寝るか、と思いきや、ホテルに飲み物とつまみを買って帰り、午前2時半まで人生について議論となり・・・うーん、息子よりパワフルで、出張よりはるかに疲れます!
ということで、3日目もゆっくり起きて、ショッピングへ。朝は化粧に時間がかかるので、出発まで結構時間がかかるのですよねぇ、女の子は。。
さて、サイアムでうろうろしていると、トム・クルーズが!
いやー、良くできた人形です!やっぱりトム・クルーズは格好良いなぁ・・・
娘は既に買い物をしていますが、NaRaYaはとにかく気に入ったようで、毎日カバンやポーチを買っていました。
アソークに移動し、お昼はターミナル21のフードコートへ。クィッティアオの安さ、上手さに感激してました。
マンゴーは季節外れと言われていたのですが、ワットプラケオの屋台のマンゴーは確かにイマイチ。でも、ここのマンゴーは、これぞタイのマンゴー、という美味さ!甘い餅米もたまらんと娘。
プロンポンに移動し、エンポリアムでTHANNのハンドクリームでも買おうかと思ったらTHANNが見当たらず、ひょっとしてまたショップが移動したのかと調べると、サイアム・パラゴンだということで、またサイアムに移動。THANNは私が最初にバンコクに来た頃はチット・ロムのゲイゾーンにありましたし、定期的に移動するのですかねぇ。
夕食はどうしようかと悩んだのですが、サイアムにいるなら一駅移動してMBKでタイスキでも、ということになり・・・
「MK」にするかとも思ったのですが、娘の好みはこっちだろうと「すきし」へ。回転寿司形式でタイスキの具材が回っていて、お寿司はカウンターに取りに行くという不思議なお店。飲み食い放題1時間20分制限です。やっぱり娘はハイテンション!見ているこちらが気持ち悪くなるくらいどんどん食べます。こちらはお腹いっぱいで、もう出ようか?と聞くと「時間制限ギリギリまでいるのが当たり前でしょ?」という感じで、最後にアイスクリームまでしっかり食べて、大満足の様子。
3日間、毎日2万歩近く歩いていたようですねぇ・・・。
さて、ホテルでもまたおつまみなどで粘りましたが、明日は早朝便で帰国なので早く寝ようと説得しました。。
お化粧もあるので3時半に起床!4時半にホテル出発。
スワンナブーム国際空港にて後は飛行機に乗るだけとなりました。スワンナブームは成田と異なり、出国後のお店はいずれも3倍以上のお値段となり、飲み物も高くなるので、そのあたりに厳しい娘は何一つ買わずに・・・
機内食でまたまたハイテンション。本当によく食う娘です。健康なわけだ・・・。
食後に映画「ビリギャル」を娘に勧められて観たら感動ものでポロポロ泣いたりしながら、無事に帰国。
バスから久しぶりに夕日を見た気がしますねぇ。出発も雨、バンコクも雨期で雨ばかりでしたので。
川越駅から自宅へは徒歩。今までで一番疲れたバンコクだったかも知れません。。まあ、娘は大喜びでしたし、楽しい旅行でした。
私の目的は、保守的な?娘に、「なんでもやってみれば楽しいし、意外となんでも何とかなるもの」ということを経験させることでした。行く前は、「英語もタイ語もしゃべれないし・・・」と不安げでしたが、私がてきとーな英語・タイ語でコミュニケーションしていて何とかなっているのを見て、「そんなのでいいのね!」とわかり、ショッピングも自分から楽しんでいましたし、夕食をご一緒した皆様からも「考えるよりやってみることが大事」とアドバイスをしてもらいましたし、タイ人の優しさ、適当さや、他の外国人観光客の様子など、見て感じることは多かったことでしょう。
中1で息子を連れて行ったときよりも、大学1年生の娘の方が気持ちの変化は大きかったのでは?と感じました。中1は少し早いかも知れませんね。まあ、息子は超マイペースなので、個人差もあると思いますが。
私自身が若い頃に海外に行く機会がなく、また自ら出たがらず、今思えば実に損をしたと思っていますので、子供達にはせめて1回くらいは海外を体験させてやりたかったのでした。
ついでに、帰りの飛行機で見た「ビリギャル」、受験生の息子に観せなければ、と思ったのですが、もう上映しているところはないのですかねぇ。DVDやレンタルは11月ですし・・・。私もこの映画をグレていた高校時代に観たかったです。。