サイクリング:自分は昨年と比べてどう進化したか?
ゴールデンウィークも終わり、再び本格的に仕事ですが、私はそもそも3日にも普通に仕事をしてましたし、ゴールデンウィークに旅行に行ったわけでもないので、いつもどおりブログもマイペースで。。
昨日めでたく自己ベスト更新を果たせた白石峠タイムアタックの根拠を、今後のために考えてみます(完全に自分向けネタですね・・・)。
白石峠の地図はこちら
昨年5月31日に33分21秒で登ったときにはピナレロFP3、昨日32分58秒を出したのはルック695です。フレームの違い以外に、スプロケットが異なります。FP3では34×27T。695ではQ-RINGS楕円の34T×28Tです。楕円はやや踏み込むあたりで重たくなるので、まあ、大差ない感じでしょう。
まずは速度の比較です。スタート直後だけ昨年の方が速いですが、それ以降は全体的に今年の方が速い感じでしょう。とはいえ、ほとんど同じようなグラフになっているということは、毎回全く余裕なくギリギリの状態で登っているということですね。
中盤一番差が出ているのが・・・
このあたりです。いったん緩くなって再び急になるあたりで、ここは苦しいところです。
ここも緩やかな後に、つづれ織りの登りで辛いところです。特にカーブのイン側が劇坂。最近はここを超えれば楽になるので、むしろ精神的には楽に感じるようになりました。
心拍を比べてみましょう。心拍の高さは苦しさと直結しています。色がわかりにくいのですが、上のラインが昨年です。今年の方がやや低目ですね。
一番違ったのがケイデンス(ペダル回転数)でした!スタート直後以外は今年の方が高い数値で安定しています。
数値で見ても、平均ケイデンスが昨年58に対して今年は66です。
昨年は確か「できるだけ重めのギアで立ち漕ぎしながら頑張る」という作戦をとっていました。私はもともと立ち漕ぎが好きな方なので、シッティングで軽いギアをクルクル回すのは疲れる割に進まない、と思っていたからなのですが、今年は少し考えを変えています。若者がグイグイ立ち漕ぎで登っていく姿はよく見かけますが、年配者は大抵軽いギアでクルクル回して登っていく感じがするのです。
最近でも私の年齢としては立ち漕ぎが多い方だと思いますが、見るからに急なところは素直に軽いギアにすることにしています。そこで失速するとタイムロスになりやすい感じですので。
今まで白石峠ではサイクリング仲間の方々といろいろな作戦に挑戦してみました。
・休んでからスタート
・ノンストップでスタート
・ひたすら軽いギア
・重いギアで立ち漕ぎ
・前半押さえてラストスパート
・スタートダッシュ
・緩やかなところで休んで心拍を落とす
・緩やかなところで立ち漕ぎでタイム短縮
どの作戦も正反対のものもあるという感じで、要するにやってみないと分からん、という感じでいろいろやった感じでした。人によって脚質や心肺能力、体重なども違いますので、どの作戦がマッチするかも人それぞれという感じでしたが、昨年タイムを飛躍的にアップしたのは「スタートダッシュ」作戦でした。今年はあまり極端にやるのではなく、
・ノンストップでスタート
・そこそこスタートダッシュ
・ラスト以外は無理して重たいギアは使わない
・緩やかなところは立ち漕ぎでタイム短縮
・歯を食いしばってラストスパート
です。あと、
・リュックは背負わない
・空腹は駄目
・できるだけ薄着
・サドルは低め
も気をつけています。
しかし・・・自分の限界で出したタイムを、さらに短縮するのはどんどん難しくなってきます。次にタイムアップできそうな気がする作戦としては、
・減量
・筋トレ
・走り込み
あとは、悩ましいのが・・・
・ホイールはやっぱりヒルクライム向けではないなぁ・・・
・インナーチェインリングを真円に戻すか
です。ホイールはそれほど重たいわけではないのですが、出だしがマッタリしている気がします。まあ、道具の差は白石峠ではあまり影響ないという気もしますので。。
フレームを交換してグレードが断然上がり、車体総重量も2kgくらい軽くなり、ペダルやBBの剛性も高くなったのですが、白石峠では結局自分の肉体だと思います。フレームを交換して楽になったのは、「平地・だらだら登る峠」だという気がします。時間が長いほど差が出る感じです。白石峠までの自走往復はとても楽になりました。
もともとは、ダイエットのためにはじめたサイクリングですが、仲間の皆さんと盛り上がりながら、どうせやるならレベルアップをしたいということで、白石峠も28回(他にチンタラ登ったことも何回かある)登り、心肺能力を高めて、さらに減量もしようとランニングも続けたりしてきました。サイクリングに行くために休みの日も早起きし、健康的な生活で風邪などはすっかりひかなくなりました。サイクリングを通じて知り合う方々もどんどん増え、とくに自分よりもはるかに年齢が上の方々のパワーを見ると、自分もまだまだ頑張れるはず、と気合いも入ります。もちろんストレス発散にも最適。
まだまだサイクリングへのチャレンジも、白石峠へのチャレンジも続けます!