iPhoneで本格デジタル録音をしてみる
たまたま仕事の買い物に行った際に、少しポイントが貯まっていたのでこんなものを買ってみました。
LogitecのLIC-iREC03Pという、高感度X-Y型ステレオマイクです。8000円近くします。たかがマイクに8000円!と思う方もいるかも知れませんが、楽器演奏収録用のコンデンサーマイクと考えればむしろお買い得かも知れません。iPhoneには内蔵マイクもありますが、モノラルですので楽器演奏収録用には少々物足りない感じです。
この手の製品では他にももっと仰々しいもの(ALESIS社 ProTrackなど)もあるので、まあ、手軽と言えるでしょう。
楽器演奏の録音用には普段、TASCAMのGT-R1を使っているのですが、常に持ち歩くのは面倒ですし、必要なときにすぐに使えるというのは良いことだ、と買ってみました(単に物欲に負けただけとも言えますが)。
iPhoneはGT-R1より厚さが断然薄いのですが、マイクを装着すると長くなってしまいますね。。
この装置の便利な点は、LINE-INがある点です。さらに隣にはUSBソケットもあり、DOCKをマイクが塞いでもPC接続できますし、充電もできます。
とりあえず何か録音してみたいところなのですが、昨晩はメタボ対策水泳部で泳いで帰ったので、帰宅が遅くなり、楽器の音は出せませんでしたので・・・LINE録りしてみました。
MOONのストラトをPOD-x3につなぎ、LINE-INで録音です。録音ソフトはボイスメモでもできますが、せっかくなので、YodoのRectools02を購入してみました。非圧縮で録音でき、格好良い画面デザインです!大抵のデジタルレコーダー専用機に比べればiPhoneは画面が広いので、編集機能なども断然こちらの方が豊富です。
録音データはWiFi経由でPCのブラウザでダウンロードする仕組みです。少々面倒ですね。
ブラウザでダウンロード画面を表示したところです。
Rectools02は、実は評判があまり良くなく、動作安定性が低いと言われています。実際私のiPhone3GS(OS4.0)でも、録音した後に再生すると必ずアプリが落ちます。。結構メモリーを使うみたいで、先に他のアプリを終了して、さらに電波も切っておくと比較的安定する気がします。
ということで、一応録音したデータをそのまま、会社サーバに置いておきましたので、リンクしておきます。
http://www.ncad.co.jp/~komata/MyMusic/rectest.wav
(28554240bytes)
LINE-INなので音が良いのは当たり前・・・かも知れませんが。。一つ残念なのが、録音時にヘッドフォンでモニタリングしていると、遅延がかなり大きいことです。iPhoneの制約らしいのですが、一度取り込んで鳴らさないと音が出せないようで、どうしても遅延してしまうそうです。非常に演奏しにくいです。。Yodoでは8トラックマルチトラックレコーダーのソフトも販売しているのですが、レイテンシーの問題はどうなんでしょう?少々値段が高いのでとりあえずダメ元で買ってみるか、ということはできないのですが。
LINE録りではマイクの実力がわからないので、今度ライブの時などにでも、ちゃんとマイクで録音してみます。ゲイン調整がそれなりにできるので、まずまず使えるという評判ですので。
なお、このマイクはボイスメモでも、動画撮影でもちゃんと使えます。マイクの角度を変えられないので、動画撮影だとカメラの向きと合わせられないのが残念。