「CforLinux2」絶版
私の6冊目の著書である「CforLinux2」が絶版になることになりました。2005年9月の発売ですので、もう4年前ですね。早いものです。。
最近は「プログラミングでメシが食えるか!?」などの、読み物も書きましたが、8冊の著書のうち6冊はプログラミングの本です。なかでもこの「CforLinux2」は書いた本人として一番気に入っていると言えるくらいの本なので、ちょっと残念です。
「CforLinux2」という題名があまり良くなかったのですが、この本の前に「CforLinux」というLinuxでのC言語プログラミングの著書を書きました。実は「CforLinux2」はその延長、という感じではなく、完全にソケットプログラミングに特化した本です。TCP/IP、UDP/IP、RAWソケット、さらにSSLなど、ネットワークプログラミングで必要な内容はほとんど網羅しており、さらにエラー処理なども詳しく書いています。今となればIPv6に関する事が抜けているのが残念なことと、RAWソケットはさらにマニアックな内容を入れたいくらいで、今でも自分やメンバーがちょっとはまったことをやる時に開いているくらいです。
書名を変えて、内容も調整してまた出したいところなのですが、このところ本離れなのか書籍はなかなか売れないようで、とくにマニア向けの本はなかなか数が出ないということで、難しいかも知れません。出版社もビジネスでやってますからね。。欲しい方は今のうちに押さえておくと良いかも知れません。
技術系の書籍は、私も何冊か愛読書があるのですが、タイミングを逃すと全く手に入らなくなるものです。「CforLinux2」がそこまでの本かどうかは怪しいところですが、世の中からマニアックな技術書が減っていくのは少し残念ですね。