執筆のきっかけ
ばんちょーによるブロガー執筆書籍紹介で、「プログラミングでメシが食えるか!?」をご紹介いただきました。
明日は「プログラミングでメシを食わせろ!!」の発売日です。私が8冊の著書を書くきっかけの話を紹介してみましょう。
2000年5月10日19時7分6秒に、当時秀和システムに在籍されていた、現@IT MONOist編集長の方から下記のようなメールをいただきました(その方の掲載許可はいただいてませんが、@ITなので大丈夫でしょう・・・)。
「
Webページで公開されているC言語講座を拝見いたしました。
とても有益な情報ですね。特にUNIXに即したC言語解説をさ
れているところに注目しました。
実は今、UNIXのC言語プログラミング解説書として特にネット
ワーク・プログラミングに焦点を当てた書籍を制作中です。
私にとってこれがC言語解説書を手がける最初の一歩となりま
した。なんでいきなりネットワークから始めたのかというと、
たまたまその分野に強い著者の方を見つけられたからで、順序
からすると逆になりますが、UNIXのCプログラミングのうち、
ネットワーク以外の部分を書いていただける著者を捜している
ところでした。
と、前置きはこれくらいにして、小俣さまに上記内容の書籍を
執筆していただきたく、メールを差し上げました。Webページ
を拝見して、書籍を執筆する力量は十分持っていらっしゃると
感じました。
いかがでしょうか? ご興味を持っていただけましたら、お返事
ください。詳しいことをご相談したいと思います。
」
ここで話題になっている、C言語講座のページは今でもほぼ当時のまま存在してます。
その後、何通かのメールのやりとりの後、高田馬場のルノアールでお会いして、書きましょう!ということになり、2000年9月に発売となったのが1冊目の著書「C for UNIX」です。それからほぼ毎年1冊ずつ書き続けて8冊目になった、という感じです。
2000年5月は下の子が生まれたときで、まだ妻と子供が産婦人科に入院中に執筆を決め、見舞いに行った際に妻に話をしたら呆れられた、という思い出があります。あのとき、このきっかけを与えてもらえてなかったら、あるいは、辞退していたら、今の私の人生は大きく変わっていたことでしょう。本が完成するまでは両親にも知らせず、できあがってから持って行ったのも覚えています。母が心配性なので、「また、悪い話にでもひっかかって・・・」と言われそうでしたので。
坂本龍馬の名言として、
「
何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様骨となって一生を終えるのだから。
」
というのがありますが、まさにその通りだと思います。やってみた人だけに次の扉が開くのです。「自分にもできる」あるいは「自分ならできる」と思うことでチャレンジできるのです。
40才を超えましたが、まだまだチャレンジしたいと思い続けなければ!