ミッション・ステートメントなんて○○くらえだ
面白いミッション・ステートメント ― アンチ・ミッション・ステートメントというべきかな ― を読んだ。
We can't sum up what we stand for in five lines of corporate jargon, and we won't insult your intelligence by trying. We don't have a mission statement because we think actions and achievements speak much louder than words and promises.
***** is not just a company, it's an attitude to life and work. A job here feels different because it is different. To understand it fully, you have to be part of it.
(私訳)
僕たちは、自分自身を5行やそこらの企業コトバでまとめることなんかできないし、そんなことをして君の知性を侮辱しようとも思わない。
僕たちは「ミッション・ステートメント」を持っていない。なぜなら、言葉や約束でなく、行動と成果こそが僕たちのことを雄弁に語ると考えるからだ。「*****」は、ただの会社の名前じゃない。それは生活と仕事に対する姿勢なんだ。ここでは、働くということの意味が他とは違う。ただ違うから違うんだ。このことをちゃんと理解したかったら、君も僕らと一緒に働いてみるしかない。
*****には企業名が入ります。どこの会社だか、想像つきますか?
正解は、"Nestlé"。日本ではネスカフェでおなじみの会社です。
"Down with mission statements"というこの文章は、イギリスのNestléの採用サイトにありました。
僕は、考えを書いて言葉にまとめることには大きな意味があると信じている。だから前半には共感できないけれど、"... is not just a company, it's an attitude to life and work."という言い回しは気に入りました。いろいろ他にも使えそう。例えば…
『「ブログ」はただの情報発信ツールじゃない。それは生活と仕事に対する「姿勢」なんだ。』
ちょっと厳しいかな。
独りで事業をされている方は、こういう考え方 ―自分の会社がただのカイシャではなく、ある程度自分のワーク(&ライフ)スタイルを反映した存在であるという考え方― にはそれほど違和感がないと思います。
一方、大きな企業がこういう物言いをするというのは、強いカルチャーがあることを示唆していますね。
▼ネタ元
Non-Mission-Statement Mission (Worthwhile)