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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

ノーツの文書の移行について

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 ノーツからシェアポイントを含め他のグループウェアへ移行する際の話なのだが、やはり大きなボトルネックになるのは既存の文書の移行である。これも以前からずっと言われていることなのだが、ノーツの文書を他のグループウェアに移行しようとすると相当のコストがかかる。また、移行の前後で文書の見え方が変わってしまうことも、グループウェアを変更するには仕方のない事である。

 移行をどこまでやるか。見た目他の出来栄えについて諦める事。不要な文書は移行しない事。移行と機能改善は分けて考え移行は機械的作業にしてしまう事。特に誰が使っているかわからない文書は、思い切ってアーカイブで保管だけにするなど、大胆な決断が必要だ。
 残念なことに移行自体の作業は業務的な付加価値は全く生み出さない。コストのみかかるある意味無駄な作業なのである。

 というようなことを、システム部門がきちんとユーザ部門に説明し説得できるかどうか。それが移行を安価に成功できるかどうかの肝であるんだけど、多くのシステム部門がその能力を持っていないこともあり、結局は移行作業の請負業者がぼろ儲けというケースも見かける。

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