下請け事業と物販事業3
下請け事業は一度契約すると継続して仕事があるわけですが、契約するまでが大変です。
下請けとして下で請けるからには、それなりの技術力や能力などが必要です。
それらの実力があっても、仕事が得られるかどうかは別の話です。
仕事をこなすには十分な実力があっても、契約する実力が必要なのです。
私の場合は十分な実力があったので大手企業と契約して問題なく仕事を進め、事業を拡大できました。
と言いたいところですが、たまたまうまく契約できただけで、目をつむって適当にバットを振ったら、たまたまそこにボールが飛んできてホームランになったようなものです。(笑)
私のような怖いもの知らずの行動力とラッキーがなければ、ズブの素人が大手企業に入り込むのは超難関です。
だからよく「二代目社長ですか?」と聞かれました。
パッと見は30代の若手社長で製造や建設関連の事業をしていますので、創業社長に見えなくて当然かもしれません。
それくらい大手企業に入り込むのは難しいということですね。
ちなみに、いつも年齢より老けて見られるので、実際はまだ20代だったのでした。
見た目はともかく、今も気持ちはまだ20代ですが。(笑)
基本的に継続的に仕事がありますが、仕事量や単価を自分で決められないというマイナスがあります。
一方の物販事業は何をどう売ろうが自由で、値段も自由に決めることができます。
売れるかどうかはともかく、穴の開いたバケツを100万円で売ることも可能です。
おっ!穴の開いたバケツで、私の名作「バケツアドバイザー物語」のことを思い出しました!
不朽の名作ならぬ普通じゃない迷作なのですが、非常に人気がある物語でしたので、ブログで公開することも考えたいと思います。
えーっと何だっけ?話を元に戻します。
物販事業は仕入れにハードルがありますが、こちらはお金を払う立場ですので、下請け事業の契約のハードルと比べると屁の突っ張りにもなりません。
少量を安く安定的に短納期で仕入れるのは難しいですが、そうでなければ何とかなります。
それを確実に利益が出る自分で決めた値段で売れますので、何もかも自由です。
しかし、そこには「思ったように売れない」という壁が立ちはだかります。
では、値段を安くすれば売れるのかといえば、一概にそうは言えないのが物販の難しさです。
安くして売れたとしても、「しんどいだけで儲からない」という世界が待っています。
バーゲンやキャンペーンをすれば多少は売れるものの、普段は閑古鳥が鳴いているという、どこかで聞いたことがあるような状態も多いですね。
その壁を乗り越えられず、物販事業をやめた人を何人も知っています。
何を隠そう、私もこの壁に突き返された一人です。
別に何も隠していなくて、ブログに全部書いていますが。(笑)
また、一時期は順調に売れていたものの、何かの影響とかで売れなくなり、ついに廃業した人は数知れず・・・
まとめると、結局のところはどっちが簡単でどっちが難しいという話はナンセンスで、どっちもどっちというか一長一短があるということですね!
ということで、締りがなくナンセンスなシリーズを終わります・・・