大手企業と契約できた本当の理由
日本道路公団の元請けの下請け会社のおっさん社長は、下請けとして入り込んでから短期間で契約解除されてしまいました。
その原因は金銭関連です。
おっさんと元請け会社の所長は高校の同級生か何かということで、その関連で入り込めたわけですが、実はそれだけではない裏がありました。
それは裏金です。
裏金の効果もあって、下請けとして入り込めたわけです。
ただ、金額はそれほどでもなかったと思います。
覚えている一例としては、元請け会社の慰安旅行の前日に所長の家に行き、「これで社員を飲みにでも連れて行ってやれやー」と言ってお金を渡します。
確か20万円くらいの金額ですので、会社としては普通に使う経費程度ですが、サラリーマンが自由に使える臨時収入としては大きいです。
しかも、部下に対して大きな顔もできるわけですから、この実弾は効果てきめんです!
また、前日にわざわざ家まで行って、渡してすぐに帰るというのが何とも言えない絶妙さです!
こうして絶妙のタイミングで実弾を発射して、うまく契約にこぎ着けたということです。
多額の裏金を使っている社長は、金額だけに頼らずに、うまくやれば効果は倍増するかもしれませんね。
お受験とか大学の裏口入学は何百万、何千万とかかるらしいですが、そんなに多額のお金を使わなくても、頭を使えばもっと安くなるかもしれませんよ?!(笑)
(何を解説しとるんじゃー)
おそらく、こうして実弾をうまく使いながら、世渡りしてきたのでしょうね。
それがうまく行って下請けとして入り込めたわけですが、裏技に頼る者は、いずれボロが出ます。
おっさんの場合は、すぐにボロが出たということです。
どんな金銭関連の問題があったのかは聞けませんでしたが、いろいろ出てきて、裏金のことも出てきたという感じでした。
こうして、元請けの敷地内に事務所まで建てたものの、2ヶ月足らずで契約解除となったのです。
すぐにボロが出たというよりも、ボロボロですね。(笑)
「裏金」というとあまり聞こえはよくありませんが、「バックマージン」、「リベート」、「袖の下」など、言い方は違っても似たような使われ方をしているお金はあります。
裏金が横行しているというよりも、裏金なんて当たり前という業界も存在します。
特に昔からある業態の下請けとかは多いですね。
言うまでもありませんが、これらは良くありません。
裏金に頼ってしまい、それで仕事がつながってしまえば、次からも裏金を使い続けなければなりません。
「背に腹は代えられない・・・」という方は別に止めませんが、ボロボロにならないように気をつけてくださいね。(笑)