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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

会社を辞める決断の苦悩

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バリバリの年功序列の大企業を抜け出すためにネットワークビジネスをやり、滋賀では2番目のポジションになることができました。

最初から力は入っていましたが、どんどんネットワークビジネス中心の生活スタイルになっていきました。

仕事はきっちり行っていますが、最低限の仕事だけしてさっさと帰る日々が続き、もういつ辞めてもいい状態になってきました。

しかし、ポジションを取るのを最優先にしたため、それほど収入があるわけではなく、収入面だけを考えれば、まだすぐに会社を辞めることはできませんでした。

でも、いやいや仕事に行っても良くありませんし、辞めたい気持ちは日増しに強くなります。

・・・でも、なかなか決断できない日々が少し続きました。

今なら会社を辞めるなんて蚊に刺される程度にしか思いませんが、当時は一大決心です。

その当時は年功序列が当たり前で、さらにバリバリの年功序列会社でしたので、会社を辞める人なんて結婚や出産を機会に退職する女性だけです。

少なくとも私が入社してから辞めた男性を見たことはありませんし、間接的にも聞いたこともありませんでした。

そんな時代で、そんな会社で、身近に辞めた前例もありませんので、その状況が余計に決断を鈍らせていました。

おそらく、誰かが「こんな会社やーめた!」と言って辞めたら、すぐに「俺もやーめた!」となったでしょう。(笑)

そんなことはありませんので、辞めようと思ってからも、しばらく悩みました。

そんな状況で、そんな気持ちで仕事をしていると、だんだん仕事がやりづらくなってきました。

別に何かが変わったとか、何か言われたとか、そんなことはありません。

周りは変わるわけがありませんので、私が勝手にそう感じていたということですね。

そうだとわかっていても、そう感じると余計にやりづらくなっていきました。

そうなると、「もうそろそろ潮時だなあ・・・」と感じてきます。

不安はいっぱいありました。

収入面やこの先のことを考えだすときりがありません・・・。

この会社に就職が決まった時に、友達から「次の楽しみは老後の年金か?(笑)」と言われたことがあります。

仕事をしていれば、というより勤務先にいるだけで、40年以上も安定した生活が保証されているわけです。

高校の時から「安定なんてクソ食らえじゃ!」言い続けていたのですが、いざ安定から不安定になるのは怖いものです。

いろんな思いがありましたが、辞めるのは今だということと、そういう流れになってきたこともあって、ついに辞める決心をしたのです!

入社してから丸5年の春でした。

よく考えれば、「安定なんてクソ食らえじゃ!」と言っていた割に、なぜか超安定企業に行っていました。(笑)

変なプライドから正反対の道を進んでしまったわけですが、5年かかって人生の一大決心をして、本来の道に行くことができたわけです。

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