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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

非常識な従業員の解雇

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面接して選考しているとはいえ、多数の従業員を雇用していると、実にいろんなタイプがいます。

仕事能力に差があったり、個性などは何の問題もありませんが、中には一般常識に欠けている従業員もいました。

仕事以前の問題ですので、少々やっかいです。(笑)

初日に辞めていくのはたくさんいましたし、特に影響もありませんので、問題になりません。

問題なのは、ある程度慣れてきた頃に無断欠勤するようなパターンですね。

気が緩んだのか、何かがあったのか、辞める前兆なのかはわかりませんが、それまで普通にしていて、無断欠勤する従業員が何人かいました。

普通ならそのまま辞めていくのですが、次の日には出勤してきます。

そして、しばらくして無断欠勤をするのです・・・。

無断欠勤があれば注意しますし、本人も「次からはちゃんと連絡します」と返事するのですが、また同じことを繰り返すのです。

他には、仕事が始まってから連絡するのもいましたし、次は遅刻するのもいましたね。

その都度、私なり責任者が注意するのですが、似たようなことを繰り返すのです。

ここから教育して良い人材に育てることも考えられるかも知れませんが、経験上、これは不可能に近いことがわかっていました。

基本的なことや一般常識に問題がある人材は、ちょっとやそっとじゃ直らないということです。

育てようと思って努力した時期もありましたが、長年の人生で身に付いた悪い癖ですので、マシになったと思っても、すぐに元に戻ってしまいます。

子供の頃からの家庭環境などが影響してくることですので、直そうと思ったら、それこそ何年もかかるのかも知れません。

非常識なことが重なると、辞めてもらうことになります。

本当は、採用時に見抜いて不採用にしなければならないのですが、そこまで判断するのは難しいものです。

ちなみに、人を見る目はありましたので、変な人材は採用していません。

本当に人を見る目があったかどうかは定かではありませんが。(笑)

どんな理由や状況でも、解雇を言い渡すのは辛いものがありました。

また悪いことに非常識な性格も手伝って、本人はクビになるとは思っていませんので、なおさら辛いものがありました。

経営者として、一番嫌な仕事だったかも知れません。

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